他の職種ともっと連携しよう!

先日、知人からの依頼で若い作業療法士が勤務している小規模なデイサービスへ出向き、若い作業療法士に個別リハビリのアドバイスを行うという仕事をしてきました。この作業療法士だけでなく、地域で働いている若手の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士はおそらくみんな同じようなアドバイスが必要なんだと思います。

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少人数のデイサービスでしてたこと

6人ほどの利用者さんにスタッフが3名とこじんまりしたデイサービス(通所介護)。そんな中で、若い作業療法士が30分前後の個別リハビリを順番に行っていました。ベッドの上で体を動かしたり、歩行練習をしたり。

6人の利用者さんはすべて何とか歩けるレベルの方、それなのにベッドでストレッチみたいなことをやっているのでちょっとびっくりしました。ストレッチという行為を否定しませんが、皆さん歩いている人なので、もっとアクティブなかかわりをしてほしいと思いましたので、道具などを用いての活動を積極的に取り入れるような指導をしました。

利用者さんが帰られてから、30分くらいその若い作業療法士と話していて気付いたことがあります。彼は作業療法士なので、作業療法・リハビリテーションを実施することで何とか利用者さんの状態を改善しようとしています。だから個別リハビリで何とか利用者さんの状態を変えようと努力しています。非常に熱心です。でも、そのやり方に疑問を感じました。

病院と同じことをしているデイサービス

ある利用者さんは、歩けるけれども強い腰痛を何とかしてほしいと訴えていました。

それに対して徒手的なアプローチを彼はしていました。

別の利用者さんは転倒による骨折で入院し、やっと自宅に戻ってきたので以前から通っていたこのデイサービスに戻ってきたところでした。その方にも徒手的なアプローチをしていました。

徒手的なアプローチがダメだというのではないのですが、作業療法士が一人でその方の抱えている問題点を何とかしようとしているスタイルに疑問を感じたのです。

ここは病院ではなくデイサービスなんです。作業療法士だけではなく、他にスタッフもいてますし、事業所外でもケアマネや家族などの関わりがあるわけですよね。そんな方たちの協力を求めることもせず、セラピストが一人でその方の問題点を解決することは効率が悪いし現実的ではないと思いました。

デイサービスだけでは解決できない課題を解決する

私は彼に対して

「腰痛が強いなら、ケアマネや家族と相談してペインクリニックなども受診してみて痛みの軽減をはかってはどうですか?」

「転倒して骨折した方は、どんな状況で骨折したのですか?その転倒するような状況を改善するほうがいいと思いますよ。」

とアドバイスしました。

作業療法士が一人でできることには限界があるし、在宅にいらっしゃる方の場合は色んな職種の方がいろんな関わりをして、いろんな情報を持っているはずなんです。もっとそれらの資源を活用すべきだと感じました。

周りを巻き込んだ展開

せっかく地域のデイサービスで働いているのに、デイサービスのメリットを十分に活かしていないのはもったいないことです。でも、彼のように理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の中には自分の力で何とかしたいと思っている方は非常に多いように思います。でも、一人の関わりより、他職種と連携して関わるほうがもっと効果的なかかわりが出来ると思うんですよね。リハビリだけで何とかできるっていうのは間違っていると思います。もっと周りの方と連携しましょう。周囲を巻き込んだリハビリテーションを展開しましょう!

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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