初めて出会う作業療法士・理学療法士・言語聴覚士

地域リハビリや訪問リハビリの現場で働いていると、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションのスタッフに初めて会うという、ケアマネジャーや看護師、ヘルパーさんがたくさんいます。そんな「初めて」の出会いをあなたは大切にしていますか?

あなたは何番目ですか?

あなたは、利用者さんや他職種の方にとって何番目に出会う作業療法士なんでしょうか?

作業療法士ではなくても理学療法士や言語聴覚士として周りの人からみて何番目に出会う療法士なのでしょうか?
そんなこと考えてみたことってありますか?

地域で働いている療法士・セラピストは少数派。理学療法士も作業療法士も言語聴覚士も地域で活躍するよりも病院で働くという選択をしている方が多いんです。だから同じように地域で働いている、ケアマネジャーや看護師、保健師や介護職の方も、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士と出会ったことにある方はほとんどいらっしゃいません。

あなたのイメージがその職業のイメージになる

あなたの「印象」がその職種の「イメージ」になる

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士に出会ったことがないということは、初めて出会ったセラピスト・療法士に対して持つ第一印象がその職種のイメージとなることが多いのではないでしょうか?

訪問リハビリを初めて利用者さんに紹介しようとしているケアマネジャーさん。

もし、そのケアマネジャーさんが初めて出会った作業療法士の方が良いセラピーを提供して、利用者さんやケアマネジャーさんにも好印象を与えたらどうなると思いますか?
きっと「また次の訪問リハでも作業療法士に依頼しよう」もしくは「あの事業所は信頼できるからまた依頼しよう」ってなるのではないでしょうか?

病院でのお仕事では病院そのものがブランドになることが多いのです。「あの病院のリハビリだから安心」「あそこのセラピストなら大丈夫だろう」って思われますが、地域のお仕事は逆なんだと思います。

セラピストに出会ったことがないので、出会ったセラピストがその職種のイメージになったり、その事業所のイメージになったりすることがあるのです。

圧倒的な少数派!

大阪府看護協会のホームページによると大阪府看護協会の会員数は平成23年度<H24.1.31時点>で44291名 。

それに対して大阪府作業療法士会の会員数はこのコラムを書いている2013年4月現在で約1600名となっています。この人数の違いから考えても、作業療法士との出会いが少ないということをわかっていただけるのではないでしょうか?

作業療法士に限らず、理学療法士や言語聴覚士という職業は病院業界でも少数派なのに、地域や訪問の領域ではさらにその人数は少なくなります。圧倒的な少数派なのです。

だからこそ地域でしっかりやる
こういったことを書くと「やっぱり地域って難しい」って思う方が多いんでしょうねえ。いやいや、そうじゃないんです。こういう状況だからこそ、むしろチャンスなんです。地域リハビリテーションのイメージを私たちが作り上げていくことが出来るんです。なかなかこんなチャンスってないのではないでしょうか?

一人で看板を背負っています!

あなたは自分のことを

「地域リハビリ初心者なので、まだまだなんです」とか
「職種のイメージを作るなんて」

って思っているかもしれません。しかし、現場ではそんな風には思ってもらえません。

うまくいかなければ「

  • なんだ、セラピストってこの程度なのか(がっかり)」
  • 訪問リハビリって期待ハズレだ

って思われることもあります。だから地域は難しいって訳ではないのです。

職種の看板を背負って仕事をするのは病院でも地域でも一緒なんです。病院の看板に守られているから「職種のイメージ」をダイレクトに受け取る機会が少ないだけなんです。病院でも地域でも職種の看板を背負っているんです。同じことをやっているだけなんです。もっと自信をもって地域に出てほしいのです。あなたのセラピストとしての根性をもっと見せていってほしいのです。地域でも安心してリハビリテーションサービスを提供できるってことをもっと他職種の人に知ってもらうには、あなたの働きが必要なんですよ。

地域が難しいのではないのです。いつでも・どこでもセラピストの看板を背負っている」と思っていセラピストが少ないのです。

普段から看板背負っていないセラピストが地域に出てくるから、地域に出てきて「やっぱり難しい」と思ってしまうのです。普段から看板背負って仕事してみてください。そうするといつでも地域で活躍できますよ。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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