訪問看護ステーションに1人だけのリハビリ職 2==WHOとROM==

非常勤掛け持ち生活をしている作業療法士です。3か所の訪問看護ステーションに勤務していますが、うち2か所はリハビリ職は私1人のみという職場。職種や看護師さんとの連携も大事なのですが、それ以上に大事だなって感じているのはリハビリテーションに関する理解を深めてもらうこと。そんなことを考えながら働いています。

WHOとROM

世界保健機関(WHO)っていうのがありますよね。World Health Organizationの略称がWHOです。

このWHOってどのように発音するっていうか、どのように読みますか?
「世界保健機関の略称は?」って聞かれたらどのように解答しますか?

だぶりゅー えいち おー

って答えませんか?医療関係者ならほぼ間違いなくだぶりゅー えいち おーって解答するでしょう?

では、関節可動域は英語でrange of motion、その略称ROMと表記します。

このROMはどのように発音しますか?どのように読みますか?

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の多くは

あーる おー えむ

って答えると思います。だけど、私が勤務するリハビリテーション職が1人しかいない訪問看護ステーションに在籍している看護師さんの多くは

ROM ろむ って発音します。

関節可動域訓練のことも「ロム訓練」って言うたりしています。

いやいや、それは「ろむ」ではなく「あーる おー えむ」って発音するのですよ!

っていうとビックリされることが多い。

大阪の看護師は5万人もいる

大阪看護協会のホームページによると2014年6月30日現在で会員数は46439人となっている。非会員の看護師もいるだろうから、ざっくりと考えて大阪には5万人以上の看護師がいる。

私は作業療法士ですが、大阪にいる作業療法士はおそらく2500人くらい。作業療法士の20倍以上の看護師が大阪にいる。
だから、作業療法士に出会ったことのない看護師さんはかなり多いと思う。理学療法士は作業療法士よりも人数が多いのですが、それでも看護師の数を上回ることはありませんので、理学療法士と出会ったことのない看護師さんも多いでしょうね。

知らなくて当たり前

医療職に従事している人の全てがリハビリテーションのことを理解している訳ではありません。

看護師さんだからといってリハビリテーションのことを知っているわけではないし、目の前でリハビリを見たことがない方もいます。

だから、医療系の職場でリハビリテーション職が少数派であったり、訪問看護ステーションにリハビリテーション職種が1人きりであったりする場合では、基本的なことからリハビリテーションのことを他職種に理解してもらう必要があるのです。

ROMっていうのは「あーる おー えむ」って読むんですよ!っていうようなことからリハビリテーションのことを理解してもらう第1歩が始まるのです。

1人職場だと

カルテなんかにも、いきなりリハビリテーションの専門用語全開でカルテをかいたりなんかしていると、他職種の人が全く理解できないこともあるのです。

情報を共有することもカルテの目的の一つなので、わかりやす言葉で記載する努力も必要です。

リハビリメインの訪問看護ステーションのセラピストから、私が勤務する訪問看護ステーションの看護師さん宛に訪問時に実施しているリハビリテーションの報告が届いたりすることもあります。看護師さん向けに理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が一生懸命書いてくれているのです。少しでも情報共有するために努力してくれています。

だけど、

専門用語の羅列で看護師さんに理解してもらえなかったりすることもあります。

それを見ながら、看護師さんにはわかりやすく通訳したりすることもあります。

それくらい、リハビリテーションっていうものは理解されていない可能性があるってことを一人職場では肝に銘じておいてくださいね。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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