『生後4ヶ月の新規ケース』 実践!小児の訪問看護・リハビリ 6

週1回非常勤で勤務している訪問看護ステーションの管理者である看護師さんから、「もうすぐ退院予定の生後4か月のケースを受け入れることになった」と相談がありました。新規ケースとして受け入れるポイントについてリハビリテーションの視点として作業療法士の立場から書いてみる。


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生後4か月のケース

管理者さんからは

「主治医からは、看護師だけでなくリハビリスタッフにもかかわってほしいとの依頼があった」

と聞きました。その上で管理者である看護師さんから

作業療法士として、どうかかわる?

と聞かれました。訪問リハビリや小児のリハビリテーションに関わっている、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方ならこんな時にどんなふうに応えますか?看護師さんは会ったことがあるのですが、私は会ったことがなく情報もほとんどない時にこんな風に聞かれました。

この時点で病名とか本人の状態の他に知りたい情報としては

  • 兄弟の有無
  • 両親以外の協力者の存在の有無
  • 両親の出身地

まずここを管理者に確認しました。ほかの記事でも書いていますが、周囲に協力できる人材がいるのかいないのかって情報は今後の育児を煤mテイク上で非常に重要です。私の勤務先は大阪ですが、この生後4か月の新規ケースの両親の出身地は大阪ではありません。仕事の関係で大阪に住むことになったようです。

ということは近畿圏に住んでいる友人や知人も少なく、両親の親、生後4か月のケースから見れば祖父母も大阪にはいないようです。

こうなると、周囲に協力できる人材がいないということになるので、支援する体制も考えなくてはなりません。

また、兄弟の有無については、第1子であるとのことでした。

周囲に友人や知人がおらず、第1子の子育てとなると障害の有無以前に、子育て、育児についてのアドバイスが必要となります。看護師、リハビリが協力して育児そのもののアドバイスをしながら関わる必要性があります。

看護師の担当はママさんナースが受け持つことになり、看護の側面と育児の両面からかかわるという体制となっています。

リハビリなら何から始める?

次に看護師である管理者に聞かれたのはこれ

生後4か月のケースに何から始める?

そう、何か具体的なADLが出来るとか、出来ないとか判断することが難しい生後間もないケースに何からアプローチすべきなのでしょうか?理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方ならこの質問にどんなふうに回答しますか?

病状に関しての詳しい情報がないので、生後4か月という事だけを考慮すると

  • 全身状態の確認
  • 自発的な運動性の確認
  • 定頸の確認
  • 母親とのかかわりの確認

初回訪問で評価しそうな内容としてはこんな感じかな?ここをベースにアプローチの方法を考えると思います。

基本的には、本人の状態と母親の状態の評価から開始するてことですね。小児のケースに関わる場合、リハビリテーション職としては当然担当児を見るのですが、加えて必ずお母さんもしくは主たる養育者の状態も合わせてみるように心がけています。

家族の関わりって大事なんです。一人で何もできない乳児期は養育者のかかわり方で、乳児の状態も変化しますからね。

管理者さんとの10分くらいの会話の中で、思いついたことを書いてみました。

生後4か月であっても、訪問看護や訪問リハビリでもできることはたくさんあるんですよ。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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