新人その2 スキルアップする or しない?

作業療法士、理学療法士、言語聴覚士に限ったことではなく、看護師でも医者でもそうなんですが国家試験を受ける医療職って免許が更新制ではありません。今のところはですけどね。
これって、国家試験に合格して働き始めたら、スキルアップのために研修会に参加したり、書籍を購入して勉強したりしなくても資格を剥奪されることはないってことなんです。そんな風に考えたことってありますか?


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あなたのスキルが低くてもばれない

特に、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は医療業界では少数派。だから、周りの医師や看護師さんにとってはセラピストって初めて出会うことが多いんですよね。だから、あなたのセラピストとしてのスキル・技量が低くてもバレることはないんですよ。

スキルアップしなくても、質の低いリハビリテーションを実施していることが回りにばれることはありません。それほど、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の認知度は低いんです。

2014年度で作業療法士として24年目のシーズンを迎える筆者の周囲の看護師や医師でさえ

「初めて作業療法士に出会いました」

という方は非常に多くいます。

初めて出会う理学療法士や作業療法士、言語聴覚士ですから他に比較できる対象がないんですよね。

たくさんのセラピストと出会ったことがある医師や看護師ってそんなに多くありません。

私は作業療法士ですが、2013年2月時点で全国の作業療法士の総数は約5万人、それに比べて大阪府にいる看護師の数は5万人以上なんですよ。作業療法士と出会ったことのない看護師のほうが圧倒的に多いんです。

だから自分の病院にいるセラピストの技量を判断できる基準を持っている看護師さんはほとんどいません。 だから理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の技量が高いのか低いのかの判断がつかないんですよ。

だからといって、勉強しなくていい、スキルアップしなくていいってことではありません。2014年時点で筆者はセラピスト歴24年くらいなんですが、学会や研修会に参加しても自分と同世代くらいの方に出会うことはあまりありません。若い方と出会うことは多いんですけどね。私の経験では、年を重ねるほど同世代の方と出会うことは減ってきます。家庭の事情なんかが影響しているとは思いますが、本当に出会いません。

だからこそスキルアップ

じゃあ、経験を積んでベテランになったら勉強しなくていいんでしょうか?日進月歩の医療業界において研鑽をつまなくていいってことはあり得ません。

何度も言いますが、セラピストはマイナーな職業なので、スキルアップしなくてもそのことが露見することはありません。だからと言ってスキルアップしなくていいってことではありません。スキルアップするかどうかはあなた次第なんです。

ばれないからのんびり過ごしますか?それともスキルアップの努力をしますか?それはあなた次第なんですよ

何から始めればよいのか?

この記事でも書いていますが、筆者が新人や若手の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士に学んでほしいのは「心・技・体」でいうところの「心」の部分だ。

多くの若手セラピストは技術系の研修会に参加する傾向がある。自分の実施しているアプローチが不安なのでしょう。実際に世の中の技術系研修会は非常に盛況である。

でも技術だけでは一流のセラピストにはなれない。

一流のセラピストの多くは人を引き付ける魅力を持っている。まず新人のあなたがすべきことは、一流のセラピストの治療場面を見る機会を持ったり、一流の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の人と会話する機会を持つことだ。

ベテランといわれるような一流のセラピストの人格や雰囲気をあなた自身が生で感じることが大事なんです。

一流と言われるセラピストの多くは、その技術だけで一流になれたわけではない。どのようにして一流になっていったのかという過程を学ぶことが重要なんだと感じている。

ぜひ、あなたの師匠となる人物と出会える場を見つけてください。

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やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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