リハビリテーション業界でもリストラが始まるかもしれないって話

回復期で9単位の算定ができずに、国保連から突き返されている。仕方がないから、余ってるスタッフを訪問リハビリテーションに出す。そんな病院が出てきている。訪問に移行出来なければリストラになる可能性もある。そんなことを書いてみた。


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回復期リハビリ病棟で9単位算定できなくなった

他のblog記事にも書いているが、いよいよリハビリテーション業界にもリストラが始まるかもしれない可能性が浮上してきた。

回復期リハビリテーション病棟で9単位のリハビリテーションを算定できないんだ。実施して国保連にレセプトを出しても返戻される。だから9単位のリハビリを実施しても認められないから6単位にとどめている病院が多くなってきている。

だけど理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は9単位を算定することを前提に雇用している。そんな病院では、6単位しかリハビリを実施できないとなれば空き枠を抱えたセラピストが増えてくる。空き枠があるってことは収入が減る。

収入が減るってことは、病院としては赤字になるので困る。だから、空き枠を抱えているセラピストをリストラするか、他の事業に人材を回すしかない。

だから、病院のセラピストを訪問リハビリテーションに活用しようと言う病院が出てきている。

だけど、いきなり空き枠を抱えているセラピストの人数分の訪問リハビリテーションの利用者はいない。仕方がないから、リハビリスタッフが営業に出るけど営業の仕方も知らない。

どーする?

訪問リハビリテーションに踏み切らなかったらリストラになるかもしれない。

訪問リハビリを始める病院が出てきている

私の周囲でも、病院からの訪問リハビリテーション事業を新規に始めようとしている病院があったり、訪問看護ステーションを新規開設しようとしている医療法人が出てきている。

いずれも回復期リハビリテーション病棟を傘下に抱えている法人である。

病院で9単位算定できなくなってきている部分を訪問で穴埋めしようとしているのだ。

そうなると、大変なのは病院の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だ。

これまでは、病院で経験を積んで自分の意思で訪問業界に転職するってパターンが多かった。

だけど今回は違う。病院で新しく訪問に取り組むのだから、自分の意思とは無関係に配置転換として病棟業務から異動させられることになる。訪問に興味があろうがなかろうが、辞令がでれば異動しなくてはいけないのだ。

病院のリハビリと訪問のリハビリは全く視点が異なる。雨の日も雪の日も外回りするので体力もいる。そんな業界へ自分の意思とは無関係に異動させられる。

転職しても同じパターン

訪問業務への異動が嫌で、別の病院に転職しても回復期リハビリテーション病棟の病院に転職すればいずれ同じようになる可能性は大きい。だって、どこに行っても9単位取れなくなりつつあるので、収益上げるにはほかの方法で収入を確保しなくてはならない。

だから、異動が嫌で転職してもあまり状況は変わらない。

平成30年度の医療・介護同時改定に大注目!

とりあえず注目すべきは、平成30年度の介護・医療報酬の同時改定だ。

リハビリテーション業界にとって最悪のシナリオは

回復期リハビリテーション病棟の入院基本料にリハビリテーションが包括されてしまうことだ

入院している患者さんに理学療法や作業療法、言語聴覚療法などのリハビリテーションは提供しても病院として収益が増えることはない。介護保険が始まった時に老人保健施設で導入されたような包括パターンだ。

現在は理学療法や作業療法などは出来高として算定できる。しかし入金基本料に包括化されてしまうと、リハビリをしても病院としての収益を増やすことはできない。

病院としてはリハビリをたくさんしても収入は増えないので、規定されているギリギリの量のリハビリテーションしか提供しなくなる。そうするとたくさんのスタッフを抱えていても仕方がないので、必要最低限のスタッフを残してリストラするほうが経営としては効率的。

これが、私が考えている最悪のパターンだ。

あながちこれが、私の妄想ではないと思う。その根拠が日本慢性医療協会の会長のブログの記事だ。

すでにこのブログのもとになっている記者会見はフェイスブックなどでも話題になっていたものです。

あなたは病院にとって必要な人材ですか?

あなたは病院にとって必要不可欠な人材ですか?それともいてもいなくても大丈夫な人材ですか?

人財は必要だけど人罪はいらないなんてことを言っている人もいますね。

リハビリテーションが包括化されてリハビリで収益を大きく上げることができなくなっても、リハビリテーションを提供しなければならないのです。そうなってくると病院としては、残ってほしい人材、残ってほしいセラピストを雇用し続けるものです。

不必要な人材はリストラされる可能性があります。

平成30年に包括化されるかどうかなんて現時点ではだれにもわかりません。だけど、何もせずボーっと過ごしていたらリストラされるかもしれないのです。

それなら、これからの3年間で頑張ってみないといけないのではないですか?あなたが病院から必要とされる人材になるまでこの3年間死に物狂いでやらないといけないのではないですか?

3年しかないのか、3年もあるのか?あなた次第です。

⇒⇒転職記事一覧

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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