リハビリスタッフの新人指導~どこまで指導すべき?~

先日の研修会で質問があったからちょっと考えてみた。新人さんの指導って先輩セラピストとしてどこまで行うべきなのかな?自分の仕事を後回しにしてサービス残業までして、新人指導しないといけないのか?なんてことを考えてみました。


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新人指導の中身

何を指導すればいいのでしょうかね?

いちおう国家試験に合格している専門職なんだから、1人前のはずなんだけどね。そうはいっても私も新人時代にいろいろ先輩から教えていただいたから、偉そうなことは言えない。

  • 患者さんを担当するときのルーチンワーク
  • リハビリテーション部のルール
  • 病棟でのルール
  • 新人だけがしなければならない事
  • カルテの事

病院全体の新人研修会で最低限の新人教育は終わっていると思う。だけど、それぞれの部署でも新人教育は行われることが多い。先輩セラピストとして教えるべきことはこんな感じではないかと思うんですよね。

患者さんを担当する時のルーチンワーク

電子カルテの事とか、1回目の治療は病棟でやるのかリハ室なのか?、病棟看護師と話さないといけない事とか、それぞれの職場で、患者さんを担当したときにやらなければいけない事って結構あると思う。

帳票類のことなどもこなさないといけない。

とくに新人さんの場合は、今現在担当している患者さんがいないわけだから、どんどん新患さんを引き受けることになる。だから、ここをしっかりと指導しておかないといけないね。

1週間に1度くらいは

  • 現在の担当患者数
  • それぞれの患者さんのルーチンワークの進み具合
  • 他部署に提出すべき帳票類
  • カンファレンス関連の事

等を確認してあげるほうがいいよね。

ルールの確認

その病院ごとにいろいろなルールがある。

明文化されているものもあれば、暗黙の了解みたいなルールもある。

  • リハビリテーション部のルール
  • 病棟のルール

それらを指導してあげないといけない。

特に他部署に迷惑をかけることがないように、他部署との連携に関してはしっかりと指導しておかないと後で厄介なことになる。

迷惑をかける相手がリハビリテーション部なら何とかなるけど、病棟や他部署とのトラブルは先輩が動くよりも、管理職としての上司が動かなけらばならなかったり、書類提出しなければならない事態になったりすることもある。

ルールはしっかり教えましょう。

カンファレンス関連

新人であっても担当患者さんがいればカンファレンスに参加しないといけないし、口頭でカンファレンスで報告しなければならないこともある。

先輩セラピストとしては、事前に提出するサマリーのチェックと口頭で報告することの確認をしておいてあげたいところ。カンファレンスで大事なのは、

担当者としての方針
リハビリ部としての方向性

みたいなところをきっちりしておくべき。だから同僚とそのあたりしっかり打ち合わせしておくといい。ここで担当者の方針さえしっかりしていれば、カンファレンスはスムースに進むことが多い。

新人指導をする期間や時間

そもそもこれが業務なのかどうか?

残業つくのかってことは職場内ルールとして決めないと職場全体が疲弊してしまうよね。もしくは業務時間内に終了できるようなシステムを考案する必要があるかもしれない。

  • マンツーマンリハビリの中身の指導
  • カルテの書き方の指導

この2つが実践の上では大事な指導なのかもしれませんね。
カルテ書くためにものすごく遅くまで残っている新人さんも多い。

新人が書くカルテの事

カルテは日記ではない。だからダラダラとその日の出来事をすべて書こうとするなら時間がいくらあっても足りない。

実施したことの要点さえかければいいと思う。

  • 実施内容
  • 利用者の変化したポイント

これが簡潔にかけていたらいいと思う。先輩スタッフは時々新人が書いているカルテを見て、指導すればいい。毎日毎日新人のカルテをチェックする必要なんてないよ。上手にかける用意なるにはちょっと時間かかるしね。

カルテで大事なのは、

本人や家族に説明したことをきちんと書く

事だと思う。「言った」「言わない」でもめることがあるからだ。どの家族にどのような説明をしたのかってことは重要なことだ。普段のリハビリの内容よりもそっちの方が大事なこともある。

だからきちんと書いておいてほしい

リハ内容の指導

マンツーマンリハビリの指導はできれば、スマートに行いたい。

新人さんがリハビリをやっている場面に乗り込んでいって、手取り足取り指導すると新人が担当している患者さんが不安になることも多い。新人指導をして、患者さんが不安になるようならその場での指導は避けるべき。

その場は新人さんのリハ内容を観察する程度にとどめて、スタッフルームなどで指導してあげればいい。

実技面での指導の最大のポイントは

1日くらいでは実技は上達しない。3年目の先輩は3年間、5年目の先輩は5年間かけてそのレベルになっているのだから新人に多くを求めてはいけない

ってことです。焦ってしまえば新人にプレッシャーかけるだけってこと。

じっくりしっかり

新人指導は、長期的な視点に立って計画的に行うものです。

行き当たりばったりの指導で、自分の時間のある時にまとめてやるようなものではないと思います。

色んな経験年数の方が、様々にフォローしていくような体制作りが必要だと思います。

新人に読んでほしいことをnoteサイトにまとめてみました。
病院で働く新人セラピストに知っておいてほしいこと

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やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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