【リハビリの職域拡大】アピールすることは生き残ること

2015年7月に開催されたシンポジウムで「理学療法士の職域拡大で作業療法士の将来は大丈夫か?」って質問が出たから書いておく。理学療法士の職域拡大なんかよりも、看護師の職域拡大の方がよほど恐い。そんなことを書いてみた。


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職域が拡大するってこと

個人的な主観で申し訳ないが、言語聴覚士の仕事は明らかに理学療法士や作業療法士と違ってその境界がわかりやすい。理学療法士と言語聴覚士を混同したり、作業療法士と言語聴覚士を混同する人は少ないだろう。言語聴覚士自身も自分の仕事の説明ってしやすいのではないかな?

だけど、理学療法士と作業療法士を混同していたり、違いが分からなかったりする多職種は多い。

また、理学療法士や作業療法士自身も違いを説明することが苦手な人も多いでしょう。

で、冒頭に書いたシンポジウムでの質問は

「理学療法士も生活を見るってことで、作業療法士が本来やるようなことに対して取り組むようになってきている。そんな風なことが続くと作業療法士が不要になるのではないか?」

っていうような主旨の質問だったように記憶している。

結構前からいろいろ言われていることですが、

  • 病院の作業療法士は、徒手的な治療する人が多くて理学療法みたい
  • 訪問の理学療法士は、ADLに取り組んでいて作業療法みたい

っていうようなことはよく聞く。
そう、理学療法士と作業療法士の境界があいまいなのかもしれないね。

だから、シンポジウムでの質問のようなことが話題になるんだろうね。

リハビリ職はアピール不足なんだよ。

地域リハビリの現場でしっかりアピールしよう

私は作業療法士ですが、作業療法士の役割や仕事の内容について皆さんはしっかりと他職種に説明する方法を持っていますか?

シンポジウムでも言いましたが、私は何パターンかの方法で自分の仕事の説明をすることができます。地域の現場でも

作業療法士の山田です

って名乗っています。けっして

リハビリの山田です

とは言いません。だって私は作業療法士なのですからね。家族さんや本人さんに説明するときとかは作業療法士ってことと、リハビリってことを併用しながら説明することが多いけど、多職種とのカンファレンスだったら作業療法士と名乗ることにしている。

ほかのセラピストを見ていると胸を張って「作業療法士の○○です」と言ってみろって感じることもあるかな。

とにかく、セラピストが自分にしかできないことをどんどん積極的に行うことで、地域リハビリの現場で自分たちの仕事をアピールをしないと、職域が拡大することはないでしょうね。

看護師の職域拡大

その一方で、看護師は確実に職域を拡大している。

その一例が特定行為に関するものだ。

「理学療法士が作業療法士のようなことをしている」

とか

「作業療法士が理学療法士のようなことをしている」

とか言っている間に、看護師さんは着々と自分たちの職域を積極的に拡大している。リハビリ職同士で職域の奪い合いをしているような場合ではないと思うんですよね。

このままでは、看護師さんが私たちの領域に踏み込んでくることは間違いないでしょう。看護師さん向けのリハビリテーション研修会もたくさん開催されているしね。

だから、理学療法士や作業療法士は自分たちが行っていることを積極的にアピールしないと生き残れない可能性が非常に大きい。

僕はこれから20年くらい働ければいいからあまり問題ないと思うけど、現在20代・30代のセラピストは死活問題でしょうね。

私はこのブログとか、自分で企画している研修会などで積極的にアピールしていきたいと考えています。

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