【地域リハビリ】理解者や味方を増やすということ

少数派のリハビリ職は地域の現場でもっと良き理解者を作らないといけない。リハビリテーション従事者は地域の現場には少ないから、協力者を増やさないことには地域で積極的なリハビリテーションっていうのは展開できないのではないかなって思う。そんなことを書いた。


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自分の協力者がいますか

私の友人が自分の分身を作るための研修会を開始した。「自分と同じ考えや同じ実践方法を知っている人が増えることが、その地域の子育てに効果的」だからそんなことを始めたようだ。その友人の研修会ネーミングがストレートだ。私に例えると「小やまだ養成講座」ってことになる。世の中に山田と同じ思考回路の人が増えるっていう意味合いのニュアンスだ。もちろん友人の名前は山田ではないので、講座名は別だけどね。

なかなか面白い企画だ。

これと同じことは、地域リハビリテーションの現場にも通じる。

リハビリテーションのことを理解している他職種を増やすことができれば、もしくは僕と同じような思考回路の若手セラピストが増えたら、地域リハビリテーションっていうものはもっと地域に浸透するように思う。

協力者を増やさなければいけないってことだ。

新規の訪問依頼が入った

週1回勤務している訪問看護ステーションは、リハ職は私一人のみ。看護師の訪問が中心の事業所だ。

その事業所で、新規の訪問が始まった。出勤日の2日前に担当看護師からメールが来て、

「新規が入るのでよろしく」

とのことでした。

出勤したけど、担当看護師さんは訪問中で会えなかったので、カルテと管理者からの情報と、担当ケアマネから話を聞いてとりあえず訪問してみた。

訪問の内容はともかくとして、この利用者さん

訪問リハビリテーションにドンピシャな利用者さん

だったんですよね。

2カ月の入院中にレベル低下して明らかな廃用症候群。幸い四肢の随意性は良いけど筋力と体力の低下がみられます。年齢は90代。

自分で動くことはできるけど移乗動作は介助必要だし、座位バランスもやや不安定。でも良くなりそうな兆しもある。

リハビリテーションの必要性が高い依頼

昼休みに事務所に戻ると、担当看護師さんが戻っていたので、看護師さんと担当ケアマネさんに、訪問時の状態と、当面の目標と、入浴動作や移乗動作のことなど必要なことを伝えました。

その利用者さんは看護師さんにとっても訪問開始したての利用者さん。

担当看護師さん曰く

「初回訪問でこの利用者さんにはリハビリが効果的だと思ったので、すぐケアマネと管理者に報告した」

ってことだそうです。家族さんにもそのことを説明しリハビリ開始をすすめてくれたらしい。

私が初回訪問で訪問リハビリにドンピシャって感じたことを、担当看護師さんも感じたらしい。

同じ方向を向いてるってこと

訪問リハビリでいろんな利用者さんの訪問を行っているが、担当のケアマネさんや他事業所の看護師さんとか、その利用者さんを同じく担当している他職種と全くぶれないで同じ方向を向いてリハビリの必要性を考えるようなケースっていうのは実は少ない。

だから、担当者会議とかカンファレンスとかで、微妙にずれたりしている思惑を調整することになる。過度に期待されていたり、過小評価されていたり、なんとなくリハビリをプランに入れてみたりってところを修正して、同じ方向性を向くように努力する。

だから、今回のように担当看護師さんと全く同じように訪問リハビリの必要性を感じるってことは実は少なかったりする。

非常勤のその事業所には5年くらい在籍しているから、リハビリ職は私一人でも少しずつリハビリテーションに対しての理解が他職種に広がっているんだと思う。

少数派だからこそ

たくさん利用者さんを担当できればいいんだけど、1人職場では限界がある。

だから、必要度や優先度の高い利用者さんを効率的に訪問するほうが事業所としてはメリットが大きい。じゃあ、その必要度や優先度が高い利用者さんであるかどうかの判断は、どうするか?

私が空き時間に看護師と同行訪問して評価してみたり、看護のカンファレンスに耳を傾けてリハの必要性を確認してみたりとか、看護師さんとのかかわりを多くすることでリハビリテーションに対しての理解を深めてもらう必要がある。

そうすることで、リハビリテーションの必要度の高い利用者さんをピックアップしてもらう。そうすれば効果的に訪問することが可能になる。

自分の理解者を増やすことが効果的な地域リハビリテーションにつながるってことだ。

皆さんは自分の協力者や分身みたいな人を作り出す努力をしていますか?

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やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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