「してあげられることがないです」ってデイ利用のための体験で言われたって話

訪問で関わっている利用者さん。そろそろ訪問でのリハビリからデイなどの通所系のサービスを利用するほうが良いなって考えたから、ケアマネさんとか本人に説明して、デイの申し込み・面談に行ってもらったら「うちのデイでできることはないですよ」って言われたらしい。


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こんな感じの経緯

訪問で関わっている片麻痺の利用者さん。

複数のスタッフで週3回の訪問リハビリで関わっています。杖と装具で屋外歩行も可能になってきたし、上肢機能もいい感じに改善してきました。手指の機能はまだ不十分だけど、シャツの裾をズボンに入れるときには両手を使うことができます。

このままだと、訪問系のサービスに依存しそうだし、外出の機会を多くする方が体力向上したりするだろうと判断して、半年くらい前からデイサービスへの移行を促してきていました。だけど、この利用者さん男性なのでデイの利用に乗り気ではなかったんですよね。

だけど、長い期間かけてケアマネジャーさんと私とでちょくちょくデイの話をしていたんです。

すると先日、

デイの見学くらいなら行ってみるか!

って言い出したので、このタイミング逃したらまた先延ばしになるからって思ってケアマネジャーさんが早速デイサービスの体験を申し込んでくれたんです。

そうして体験に行ったところ、デイのスタッフさんから

うちのデイサービスだと、○○さんにしてあげられることがないですねー

って言われたらしい。だから、断ってきたって利用者さん本人からうかがったのです。

リハビリからの卒業

2015年の介護保険の改定でも、リハビリの卒業ってことが結構話題やったやん。

ダラダラ訪問するのではなくて、適切な時期や目標の達成度を判断して他のサービスの利用を促す方がええのんとちゃうのん?

活動性が上がってきたから、40分の訪問ではなくもうちょっと長い時間の活動をする方が体力の向上にもなるし、現状の維持もできるし、この利用者さんなら通所に切り替わっても能力は向上するだろうって判断したから、デイサービスの利用を半年かけてうまく誘導して、ようやく本人さんの口から

「デイサービスに行ってみようかな」

って言葉が出てきたんだよ。

それなのに、

「うちではできることがありません」

ってどーなん?

現在、他のデイサービスの体験を検討中です。

今回学んだこと

かつて老健で働いていたので、通所と訪問のサービスの中身の違いは理解しているつもりだ。

通所に向いている利用者さんもいれば、訪問に向いている利用者さんもいる。

訪問から通所系サービスに移行する、通所系サービスでも通所リハビリ(デイケア)から通所介護(デイサービス)へ、そして通所介護から地域のインフォーマルなサービスへ展開させていきたいっていう国の方針も何となく理解できる。

だからといって、すべての介護保険にかかわっているスタッフがそのことを理解しているわけではないってことを今回の事例で体験できた。

事業所には事業所の方針があり、運営スタイルがあるんだ。

だけど、多くの事業所にもっと理解してほしいこともあるので、このブログではしっかりと情報発信していきたい。

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やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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