領域を超える!地域リハビリで気づくこと

病院ではなく、地域の現場で働いているといろんな疾患の利用者さんを担当することになる。私の場合は小児の訪問も行っていることから、オールラウンドに働いているといえる。そんな領域に関係なく働いているからこそ見えてくるものもあるってことを書いてみた。


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領域にとらわれない

中枢神経疾患がメインのリハ専門病院で7年、老健で7年、そうして訪問リハビリが11年目を迎えています。

リハビリ業界でいうところの、いろんな領域を経験しました。病院勤務時代は中枢系疾患が中心でしたが大人も子供も担当した。

老健では、中枢神経疾患に加えて骨折とか認知症とか、うつ病の方なども担当しました。そうして訪問では、難病、切断、超重症児などなどバリエーションに富んでいます。

精神疾患の急性期とか、身体疾患の急性期を担当することはないですが、多くの種類の疾患を担当していると思います。

依頼が入ればどんな年齢、疾患でも訪問するようにしています。

気づいたこと

小児の領域などでは、グループ(集団)での取り組みなどもするのですが、同じようなことは老健でもやったりします。

グループというか小集団での対象者のアプローチへの悩みや課題といった点では、子供への治療と高齢者への治療でも共通しているものがあることに気づきました。

また、高齢者の家族さんが初めて自分の父や母を老健施設に入所させることになったり、ショートステイを利用するときって罪悪感っていうのか、「自分が楽するために父や母を施設に入れるのか!」みたいな葛藤みたいなものを感じている方に時々遭遇しました。

けっしてそんなことはないのですが、そんな風に感じてしまう利用者さんの家族さんがいました。

訪問では支援学校の高等部を卒業して作業所などに行ってる20代の脳性麻痺の方を何人か担当しました。

20代になってくるとご両親の年齢も40代とか50代になってくるので、レスパイトとして施設にショートステイとして子供さんを預けることが増えてきます。そうすると、やはりご両親は、「預けても良いのか?」っていうような葛藤に悩まされるんですよね。

その葛藤は高齢者を施設に預ける葛藤と似ているものを感じます。

だから、老健での経験を活かして、そのご両親にもアドバイスをしていました。

必要な時に必要なサービスを使うことに、罪悪感を感じないでほしい

共通することはたくさんある

作業療法士として、多種多様な領域にかかわっています。

特に地域に出るようになってからは、それぞれの領域での経験が他の領域にも活かせるってことを強く感じます。

共通していることも多いし、応用できることも多い。

  • 身体領域ばかり見ていたから、子供の訪問はできない
  • 精神科の病院で働いていたので、訪問で苦労している

というような話を研修会で聞いたりするのですが、決してマイナスではないと思うのですよね。ほかの領域で経験してきたことはきっと今の領域でも生かすことはできます。むしろ、過去の経験をどのように生かしていくのかっていうような発想が必要だと思います。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の免許には「領域」が指定されているわけではありません。

多様な疾患や領域に対してアプローチできてこそ、地域で活躍できるのだと思います。

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