2011年8月開催 シンポジウムにかける想い(2011.6.25.記)

研究所で初開催となるシンポジウム「新卒でも地域で働ける!」 なぜこんなテーマのシンポジウムを企画しようと思ったのか不思議に思っておられる方もきっといると思います。簡単に言うと「新卒が地域で働くのは難しいと思っている人がいる」けれど「新卒でも地域で働くことができると私は考えている」から企画し ています。

これまでに出会った若い作業療法士から
「地域で働きたいんですが、まず身障系の病院で働くほうがよいと聞きした」とか
「卒後すぐに地域で働 くのはやめたほうがよいと学校の先生に言われました」
という話を聞いたことがあります。正直本当なのか?と思っています。

そんなことをおっしゃる方は何を根拠にそんな話をしているんでしょうか?本当に地域で作業療法士として働いた経験のある方が言っているんでしょ うか?大変疑問に思います。 私が作業療法士になったころは、地域で働いている作業療法士なんてほとんどいませんでした。現在でも6割~7割は 医療系の施設で働いています。しかし、介護保険の登場により地域で働く場所が増えたこと、介護保険系の施設で働きたいと思って作業療法士の道を 目指している方がいるようになったことなどの背景もあり、少しずつではありますが地域で働く作業療法士は増えています。それなのに「新卒で地域 は難しい」と思っている方がいるのは残念なことです。

新卒で地域で働いて頑張っている方、学会発表などを通して実績を残している方を知っています。決して新卒で地域で働けないことはないんです。
地域でしか学ぶことのできないことも多くあります。地域で働く作業療法士は、地域で働いている作業療法士が育てたらい いんだと思います。以前と異なり、地域で養成校の実習を引き受ける施設が増えてきています、地域で働いた経験を持つ教員も増えてきていま す。少しずつではありますが、地域で働きたいという希望を持っている学生を地域に輩出する体制は整いつつあるのではないでしょうか?

有名なリハビリテーション病院に努めている作業療法士がすべて優秀な技術を持っている作業療法士に育っているので しょうか?作業療法士の技術をどのように測定しているのでしょうか? 作業療法士としてのスキル向上は本人の努力によるものが大きいと思っています。40年ぐらい前まだまだ日本にリハビリテーションが十分に根付 いていない頃、一人職場が当たり前で指導してくれる人がいなかった時代、いわゆるリハビリテーションのパイオニアと 言われている方たちはそんな状況を乗り越えて今のリハビリテーション業界を牽引してくれているわけですよね。

「だから自分たちにもできる」って 思うんですよね。パイオニアと呼ばれた方たちよりも、多くの研修会や書籍などに囲まれています。どこで働いているかなんて関係ないのです。
そんな思いをシンポジウムを通してお伝えできればいいなって思っています。

(この研修会は終了しています)
平成23年8月20日(土)14時~17時(13時半受付開始)
なんと!定員100名 会場:関西医療技術専門学校(大阪府柏原市旭ヶ丘3丁目11番1号>

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やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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