老健は訪問リハビリで地域のトータルサービスを目指せるんじゃないかな?

11月はいってすぐに群馬老健さんの研修会でお話してきたんですが、参加者に聞くと訪問リハビリに取り組んでいる老健は少数でした。入所にしろ、通所にしろ人員配置が必要な老健なので、訪問に出るってことはそれを上回る人員を雇用する必要があるからね。外に出るのが難しい施設もあるんだろう。だけど、その地域のリハビリテーションを考えると、訪問リハビリを行う方がメリットが大きいと思う。


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老健の魅力

大阪でフリーの作業療法士がブログで何を偉そうにって感じですが、老健っていい施設だと思うんですよね。

  • 入所
  • 通所
  • 短期入所
  • 訪問リハビリ

これだけのサービスを提供できる。しかも老健によっては、ケアマネによる居宅介護支援、訪問ヘルパーなどの事業所を併設しているところもある。
1つの事業所でこれだけ多機能に展開できる施設が、全国にあるってことだ。

何よりもリハビリテーション専門職が必ず配置されているところがさらにいい。多職種連携の条件がそろっている。

最大の魅力

老健の最大の魅力は、施設の規模が大きすぎないところだ。

大きな医療法人でも法人内に介護保険の複数の事業所を抱えているところはあるが、だいたいは相互連携もないようなところが多い。

だけど老健は違う。過去に7年間老健で働いた経験でいうと

同じ建物内にいる職員とはたいていいつも顔を合わせるし、入所や通所の利用者さんは部門が違ってもだいたい顔を覚えている

それが老健なんですよ。

部署が違っても職員は顔を合わせる、利用者の前を通ることも多いから部門が違っても何となくどんな利用者さんがいるのかってことはわかる。

だから、老健の通所の利用者さんが入所を利用することになる場合には別の施設に行くのではなく、

顔なじみの施設

である老健を選択することが多い。

そう、顔なじみの施設っていう安心感は大きな魅力!

だから訪問リハビリが必要

人員配置の壁は大きい。訪問リハビリは最低配置人員ってないけど、通所や入所には配置義務があるからそこを削ることはできない。

だけど、通所リハビリでは家屋の状況を確認することはできても、その状態に合わせたリアルなリハビリテーションを提供することはできない。

そこは訪問リハビリで実践したいところなんですよね。

そうすると、

通所リハビリで対応できないところを訪問リハビリで実践し、訪問で対応できない部分を通所リハビリで対応することができる。しかも、顔なじみの施設の職員が対応してくれる。

これっていいと思うんですよね。

通所リハビリ
7時間以上のサービスを利用して、利用者さんの持久力や体力の向上を目指すことができる。他の利用者さんとの交流もできる。なにより、リハビリテーション専門職や看護師、介護職の多職種で関わることができる。それぞれ異なる視点で利用者さんに関わることができる。生活リズムを整えることもできるし、風呂も入ることができる。

訪問リハビリ
利用者さんの生活の場で、リアルなADL指導ができる。住宅改修などのサポートもできる。家族がいれば家族指導もできる。通所リハビリで練習してきたことを、実際の生活の場面に適応させるような取組が出来る。

通所リハビリと訪問リハビリを併用する、もしくは時期によって使い分けることによって相互の補完体制が整うんだ。

これを、連携を取りやすい同施設内で展開できるのが老人保健施設。

1つの施設でリハビリテーションのトータルコーディネート

顔なじみの施設で、顔なじみの職員がトータルなサービスを提供する。

大きな法人が複数の事業所で提供するのではなく、老人保健施設という一つの施設が提供する。

リハビリテーション専門職が必置の施設で、リハビリテーション専門職が中心になってマネージメントを行いながらその地域のリハビリテーションをコーディネートする。

それを地域で展開できる。

それが老人保健施設なんだと思う。

 

こんな話をリアルに聞いてみたい方は、研修会とか勉強会におよびください。
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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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