【2016報酬改定】注目のポイント「医師の役割」のこと

2016年の診療報酬改定に関して、中医協からリハビリテーションに関する改定のポイントの資料が公開された。リハ医やセラピストがいろんなサイトでいろんな意見を書いている。そのサイトを見て一喜一憂しているセラピストは多いだろう。私が最も注目したのは多分ほかのサイトには載っていないことなので、書いてみた。


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中医協の資料

リンク先は中医協のサイトです。
⇒⇒リハビリテーションに関する2016診療報酬改定のポイント

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士なら必ず読んでほしい資料です。診療報酬からの支払いでお給料をもらっている病院セラピストなら読むべき資料です。

そうして、この資料を引用していろんな人がいろんな見解を出しています。

  • 回復期リハでは9単位の請求は廃止されて6単位までになる
  • セラピストがリストラされる

いろんなサイトでこんな感じのことが書かれていますが、2015年12月の時点ではあくまでも予想ですからね。でもかなり現実に近いと思います。

こんなことくらいは予想していました。
⇒⇒リハビリテーション業界でもリストラが始まるかもしれないって話

っていう記事ですでに2015年4月には予想できたことです。

何も知らない人ならあわてることだろうけど、公開されている資料をしっかりと読んだりしていれば、今回中医協が発表した資料を見てもあわてることは何もないと思う。

今頃慌てている人は完全に時代についていっていないってことだ。反省したほうがいいよ。

ホントの注目ポイント

9単位算定できないとか、入院期間が制限されるとかそんなことよりも注目してほしいポイントはほかにあります。

中医協20151202リハ改定資料 48

この資料のこの部分に注目しています。

医師が機能予後の見通しを説明し、患者の生きがいや人生観等を把握し、それを踏まえて必要に応じて多職種が連携してリハビリテーションの内容を調整するとともに、将来介護保険によるリハビリテーションが必要と考えられる場合には、介護支援専門員と協働して介護保険によるリハビリテーションを紹介し、見学、体験等を提案することを評価してはどうか。また、そのような対応を伴わずに行われる疾患別リハビリテーションの評価を見直してはどうか。

「医師が機能予後の見通しを説明する」

これを実践している医師はホントにいるのかな?

「あとはリハビリ頑張ってください」

って説明している医師がほとんどなんじゃあないのかな?

だって現実はこうだよ!

中医協20151202リハ改定資料 47予後の説明

同じく中医協の資料です。

これによると、予後の見通しを説明している医師は35%ですよ。

他は他職種が説明している。

こんな現状があるから、きちんと主治医から説明をしてもらえないから、いつまでもマンツーマンの心身機能の改善を期待する利用者さんがいるんじゃあないのかな。

リハも変わらないといけないけど、医師も変わらないといけないっていうのがリハビリテーション業界なんです。

これって、医師会が主導で何とかなる問題なのかな?

ここをきっちりと説明できる医師が増えないと、病院のリハビリテーションも、退院後の介護保険での生活期のリハビリテーションも変わることができないって思います。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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