訪問リハビリと通所サービスを使い分ける、特徴を活かした選択

訪問リハビリでは理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は看護師やケアマネと協力しながら色々な目標を立ててアプローチします。しかし、リハビリだからと言ってなんでも改善するわけではないですし、サービス種別によって向き不向きがあるってことをケアマネさんたちはきちんと理解してもらているのでしょうか?

ADLへのアプローチは訪問リハビリ向き

ダイレクトにその方の家の中でADLへの取り組みができるのが訪問でのリハビリのよいところだと思います。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が利用者さんと一緒に課題となる活動に取り組んで「できる」ようにアプローチするのは訪問リハビリの魅力。

リハビリ病院などでのシミュレーションではやはり限界がありますが、訪問リハビリではまさに「ADLは現場で解決する」わけなので、シミュレーションを上回る効果があると思います。

体力や持久力の向上は通所向き

ADLの改善に比べると、体力や持久力の向上については訪問リハビリだけの取り組みでは十分な効果がないと個人的には考えています。1日24時間の生活の中で40分や60分の訪問リハビリだけの取り組みでは、体力や持久力の向上は難しいと考えます。訪問リハビリ以外の時間は、臥床しっぱなしって利用者さんもいますからね。ご本人が積極的に自主トレすれば話は違います。

そうなると、やはりある程度体を起こして活動する時間を確保することのできる「通所介護や通所リハ」というような通所系サービスのほうが体力や持久力の向上には向いていると思います。

自宅では数歩でたどりつくおトイレやリビングも、通所では数メートル移動しないと到着しません。さらに、お風呂や食事や様々な活動で移動したり体を動かしたりと、自宅の生活よりも動くチャンスが多いのが通所だと思います。そういった点が体力つくりには有利に働くのではないでしょうか?

それに加えてそれぞれの通所施設独自の取り組みで利用者さんのQOL向上を図ることができるのが通所の魅力だと思います。

それぞれの特徴を生かしたプラン

サービス種別により得意とするジャンルや実施できるメニューは異なってきますので、それらの組み合わせを考えることが効果的。

訪問でADLをピンポイントに改善しつつ、それを保支える体力を通所で身につける。
ADLの改善をメインに考えて訪問リハビリを多くプランに盛り込む。

その利用者さんごとの目的、時期などによっていろんな組み合わせを検討していただきながら、訪問リハビリを取り入れていただけたら嬉しいです。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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