いがみ合い、妬み合い、勝ちたがるから連携は崩壊するんですよ

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先日の研修会を企画して僕を誘ってくれたのは、体全体の運動機能の評価をすることが食べることにつながるから、運動機能のことも考えていると言う歯科衛生士さん。

運動機能の評価とアプローチができる歯科衛生士

ときいて、運動機能の評価とアプローチのスペシャリストである理学療法士や作業療法士はどう感じるかな?

  • そんな人もいるんだ
  • どうせちょっとかじっただけだろう
  • 俺の方がきっちり評価できるで

どうでしょう?

重なり合う領域と協業

リハビリテーション業界では誰もが円滑に多職種連携や多事業所連携が行えているわけではない。

上から目線の人もいるようだ。上から目線でいろいろ言われたことがあるという話を直接他職種からうかがったこともある。

いがみ合ったり、自分の方ができると思い上がったり、それくらいなら自分もできると相手を認めなかったり、いろんなことが連携を阻害している

多職種との連携では、きっちり役割分担をすることが出来る領域もあれば、重なり合っていてどちらも関わることのできる領域もある。

関わる職種が増えれば増えるほど重なり合う領域が増えてくる。

だけど、他職種の役割を知らなければどの分が重なり合っていて、どの部分が専門領域なのかってことがわからなくなることもある。

歯科衛生士さんが運動機能の評価が出来る

ぼくなら、

  • 他職種が運動機能の評価をしてくれるなら、連携やり易いし、説明や方針の決定がトントン拍子に進む
  • 異なる視点で同じテーマを論じあえる
  • やり易い

と感じるし、考える。

利用者さんの症状や現象、同じ事象を見ても、多方面で評価でき、多方面の視点でアプローチできるのが多職種連携のメリットだ。

そこには

  • 他職種の仕事を奪うとか
  • あの人の評価よりも作業療法士の私の評価の方が正確とか
  • 聞く耳持たないとか
  • 重なっている領域のことに腹を立てたりとか
  • 俺の方が勝ってるとか

そんないがみ合いはいらないんだよ。

ただまあ、専門職として優秀かどうかってことは重要だとは思うけどね。だけど優秀さもピンキリなので、それぞれの役割をきちんと果たせているならそれでいいと思っている。

必要以上の期待をしない。

相手が応えてくれることはめちゃくちゃうれしいけど、必要以上に求めすぎたりもしない。

利用者さんの利益が向上する範囲であればそれでいい。

期待はするけど期待しすぎないってことも連携には必要なんだと思う。

相手にも求めすぎたり、期待しすぎるのは不毛なギブアンドテイクの連鎖に落ちていくからね。

私は私で全力を出す。

作業療法士の役割

私は作業療法士なので、自分の役割をきっちと果たすことが連携の大前提になる。

作業療法士として精進することが重要なわけだ。

そのうえに多職種連携の効果がある。

まずは作業療法士としてしっかり行動することだ。

昨日のコラムにも書いたが、そのためには作業療法士の役割をしっかりと他職種に伝えることが必要なんだ。

だけど、リハビリテーション専門職は職人気質な人も多いからなんだか勝ち負けとか、どちらの方が優秀とかってことを気にしている方が多い。

だから連携が崩壊することもある。

そんな勝ち負けを考えるよりも、自分の役割を淡々行うほうがいいのになあ。

他職種を知ること

連日連携のことを書いている。

歯科衛生士さんと管理栄養士さんとの研修会は、それだけ学ぶことも多く楽しかったってことだ。

臨床に出て27年以上が経過するが、まだまだ学ぶべきこと知るべきことは多いということだ。

地域包括ケアシステムのことを考えれば考えるほど、

  • 多職種連携
  • 多事業所連携
  • 多領域連携

が必要なんだということに行きつく。

そのためにはまだまだ書いていくことと話すことが必要なんだ。

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コメント

  1. 竹内 満 より:

    我が意を得たり、とばかりににやにやしながら読ませていただきました。すべてを熟読しているわけではなく申し訳ないですが、筆致は「舌好調」ですね。
    新年度、お声を掛けさせていただくべく根回し中です。その時が来ましたら、よろしくよろしくお願いいたします。

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