退院後を見据えた、「触るリハビリ」と「触らないリハビリ」


「触らないリハビリ」について否定的なご意見をいただいたので改めて書いてみます。
触らないリハビリについてはいくつかすでに書いている。
【2017年2月】触らないリハビリテーション問題のこと

2018年同時改定

介護報酬の改定において

  • リハマネ加算は4段階になり、要支援も対象になった
  • 生活行為向上リハ実施加算も要支援が対象になった

リハマネ加算も生活行為向上リハ実施加算もリハビリ専門職がマンツーマンで〇分以上関わる必要があるという要件の記載はない。

マンツーマンのリハを実施するための要件はない。だけどマネジメントとしての関わりが重要だということなので要支援にまで対象が拡大されたのだと個人的には解釈している。

マネジメントという、直接的に徒手的な関わりではないリハ専門職としてアプローチが評価されたということ。

徒手的に触ることだけがリハビリではないということだ。

触らないリハビリ

触らないリハビリという表現が不適切なのかもしれない。

40分とか60分とかの個別リハビリの時間において、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が椅子に座って腕を組みながら、患者さんが決められた運動や、机上課題をこなしているのを監視している。

そんなイメージを持っている人もいるのかもしれない。

僕がイメージしている触らないリハビリってのはそんなんではない。

病棟生活でもリハ専門職が関わらない時間は20時間以上ある。

在宅に戻ればもっと多くの時間を本人一人で過ごすことになる。リハ専門職の介入はものすごく少なくなる。

だから、リハビリ専門職が関わる時間が減っていくことを想定して、「さわらない」でも生活行為を実践できることを目指すことが必要なんだ。

徒手的に触ってもらってからでないとADLが行えない状況ではなく、触らなくてもADLが遂行できるような状況につなげていくには、どこかの時点で触らないで実践するリハビリテーションが必要になってくるはず。

入院期間中に40分とか60分ずーっと触り続けてリハビリをしていると、触ってもらえなくなる退院後の生活に支障が出る。

触らないリハビリテーションを実践することで、触らない状態の患者さんの評価が出来ます。その評価に基づいて退院後の生活に必要なプログラムを考える必要がある。

触らないという評価でわかることもあるのです。

触ることを否定しません

触らないでも本人主体で活動を行うためには触るリハビリテーションが重要です。

触るリハビリテーションが病院で勤務している理学療法士や作業療法士、言語聴覚士のお仕事の中核でしょう。

回復期リハ病院に入院中が量的に最も多くのリハビリを出来るのですから、その時期に積極的に触るリハビリテーションを実践して心身機能の改善を図ってほしいのです。

だけど、長期的に見れば、退院後はリハビリ専門職が触らない生活の方が圧倒的に多くなる。

だから入院中のリハビリにおいては心身機能の改善を目標とした触るリハビリテーションも行いながら、退院後の生活を見据えて触らないリハビリテーションも実践してほしいのです。

どっちかだけをやるとかやらないとかそんな話ではないのです。

リハビリのこれから

診療報酬や介護報酬の仕組みは少しずつ変わっていきます。

人口動態も変わっていきます。

社会保障制度に関する費用も変わっていきます。

入院期間も変わってきました。

リハビリテーション専門職だけが昔と今と同じことやっていればいいのでしょうか?

時代に合わせて少しずつ変わっていく必要を感じています。

だから私は、触らないリハビリテーションのことをブログnoteに書いているのです。

触ってもらえなくなる時期の生活のことを考えたリハビリが必要です。

退院後の生活に関して退院後の生活をフォローする多職種多事業所に伝える必要があります。

そのためには病院生活や環境に依存したスタイルの評価だけでは不十分だと思うわけです。

僕の言ってることが完璧だと思いません。

共感してくれる人が少しでも実践してくれたらいいなと思っているだけ。

共感できない人は今まで通りのことをしていてください。

ただそれだけのことです。

良ければこちらもどうぞ
触らないリハビリテーションとリハビリテーション実施計画書

こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
⇒⇒講演依頼のこと

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