その情報を引き出せる? 「グラタンが得意な利用者さん」


通所介護事業所でのこと。

マシンを使って3時間2回転している事業所です。

新規評価のこと

1時間半くらいで4人の新規利用者さんの評価をしました。

その中の一人のこと。女性の利用者さん。

私「お家の中で困ってることありますか?」

利用者「まあ、いろいろやりにくくなってきてるわねえ、立ち続けたりするのが大変で、すぐに座りたくなる」

私「家事の役割分担ってあるんですか?」

利用者「まあ、だいたい全部やってるわよ」

私「お料理もされるんですか」

利用者「料理は私の担当ね」

私「得意料理は何ですか」

利用者「グラタンが得意なのよお」

私「ホワイトソースも手作りですか」

利用者「もちろんよ」

私「手つくりのホワイトソースって、すぐに焦げ付いたりだまになったりしませんか」

以下、ホワイトソースの上手な作り方を教えていただくという展開です。

ホワイトソースって作ったことない人にはわからないだろうけど、意外と難しいんです(体験しております)

僕の頭の中

3時間2回転の通所3カ所に関わっていますが、いずれも要支援~要介護2くらいの利用者さんが中心。

高齢の夫婦2人暮らしや、独居の方もけっこういる。家族と暮らしていても日中独居なので、家事の役割分担を受け持っている利用者さんって言うのはそこそこいる。

だから、最近は評価の中で家事の役割分担について聞くようにしている。そこを目標としてアプローチすることや、家事動作の改善をモチベーションにできるケースがいるからだ。

今回のケースでも

立ち続けるのが大変で、すぐに座りたくなる

っていう利用者さんのお話を聞いて

よし、じゃあ下肢の筋力アップして立位バランスとか立位の持久性向上を目標にしようっていうセラピストはたくさんいるでしょう。

リハ目標には「立位の持久性向上」とか書いたりするんだろう。

だけど、今回のケースはお料理が得意なわけなんですよ。グラタンが得意なんだし。

だったら、キッチンで料理する間立ち続けること、もしくは椅子に座ることを併用しながらこれからも家族ために料理を作り続けられることの方が必要な課題だと思う。

だから、

「立ち続けることが大変」

っていうお話を聞いたら、「立ち続けて一体どんな活動をしているのかな?」ってことが気になるから、家事の役割分担についてのお話に会話を展開させたわけだ。

「立ち続けるのが大変」と聞いて、短絡的に下肢筋力アップみたいなことを考えるのではなくて、「何のために立つ」のかの方がものすごく大事。

それが、活動と参加にアプローチするために必要な「個別性の評価」なんでしょう。

個別性の評価とアプローチ

短絡的な判断で、評価を終了してセラピスト主導のリハビリテーションを実践しているうちは、活動と参加に取り組めない。

どこまで踏み込めるか、どこまで考えられるのかってことが大事!

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