リハビリテーション専門職として、ハンドリングは常に繊細に行いたい。Act使う作業療法士といったって患者さんの体には触れるわけだからね。ハンドリングがリハビリテーションにとって不可欠なんだけど、上手な人は少ないかもしれないってことを書いてみる。
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つい見てしまうんだよ
研修会でのデモンストレーションとか、動画とか、スライドとかを見るとついつい、手の使い方に目がいってしまう。
患者さんに対してどんなハンドリングをしているのか、どんな触れ方をしているのか?
いくら研修ですごいことを言っていても、ハンドリングの仕方がイマイチなら信用できない。
それくらい僕にとってハンドリングっていうのは重要なんだ。
学校では習わないようだ
これまでいくつかのリハの養成校で講義を担当させてもらったけど、ハンドリングの基本について講義している学校はほとんどない。
臨床のことは実習任せなのか?
とくに、「触れ方」「自分の手をどんな風に患者さんにあてるのか」「タッチの仕方」っていうのかな?
「動かし方」ではなくて、自分の手をどんな風にして患者さんに触れさせるのかってことをあまり真剣に考えていないセラピストが多いように思います。
操作の仕方とか動かし方ではなく、触れ方。
習わないようです。
手で触れ手で感じる
「目」で見て観察しながら患者さんの変化にも気づくことが必要だけど、何よりもハンドリングをしながら「自分の手のひら」から入ってくる患者さんの変化とか情報とかにも気づかないといけないでしょう。
患者さんに触れてハンドリングして患者さんとかかわるってことは、その手の使い方に細心の注意を払う必要がある。そうしてその手から患者さんの反応を感じ取ることになる。
だから、触れるってことはものすごく大事。
だけど、多くのセラピストは
動かし方とか、操作の仕方にこだわっているような気がします。
いくら動かし方が上手でも、「ふれかた」「さわりかた」「タッチの仕方」が悪ければ、患者さんの反応にきっと気づいていないだろうし、患者さんにとっては不快に感じるだけなのかもしれません。
体験すればわかる
ハンドリングの上手な触れ方の上手なセラピストに出会ったら、自分の体に触れてもらってみてください。違いがすぐに分かる。
圧倒的に違います
めっちゃ力強くハンドリングしてるからといって、力任せに触れているんじゃないんですよ。
たぶん、めっちゃ上手な人に触れてもらわないとその違いは体感できない。体感できなかったら目標とすべきハンドリングがわからない。
だから、上手な人を見つける努力が必要。
ボバースアプローチでは、そういった触れ方を大切にしているように思います。
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