小児の訪問リハビリのこと「依頼を拒否される利用者」

訪問リハビリテーションと言えば多くの事業所さんのお客さんの多くは介護保険利用の方だと思います。しかし こちらの記事 でも書いていますように、医療保険でも訪問リハビリテーションは利用することが出来ます。介護保険を中心とした高齢の利用者さんではなく介護保険で対応することのできない疾患や年齢層の利用者さんに対しては医療保険を使って訪問リハビリテーションのサービスを提供することが出来るのです。


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キャンセルされる利用者

皆さんの事業所では「小児領域」の利用者さんの受け入れしてますか?
断っている事業所のほうが多いのではないでしょうか? 「小児の経験がありません?」 この一言で小児領域の依頼が断られることが多いのが現状ではないでしょうか?このことはリハビリテーションの依頼だけではなく、看護師による訪問も同じように「小児領域の経験がない」という理由で断られていることもあります。

経験がないから断る?

リハビリは医師の指示書に基づいてサービスを提供します。入院している利用者でも在宅の利用者でもそれは同じです。でも入院している利用者さんの場合、医師から出ている指示書に対してセラピストが「経験がないから断る」なんてことはありません。また、経験する症例数が比較的少ないような難病の利用者さんについても訪問リハビリの依頼をお断りするケースは少ないと思われます。そんなことから考えると「経験がないから断る」って言うのはやはり小児領域の利用者さんが多いようです。当研究所が過去に開催している 小児領域の研修会 でも小児領域の訪問には躊躇されている事業所が多い事がわかっています。

小児以外なら経験豊富なのか?

じゃあ小児領域の訪問を断るセラピストの他の領域での経験は、小児領域での経験に比べて豊富なのでしょうか?
もしくは他の領域についてならエキスパートと言えるほどの経験を持っているのでしょうか?私にはなかなか判断できないところですが、エキスパートと言えるほどの経験を持っているセラピストは少ないのではないでしょうか?なかなか経験することのできない神経難病などの疾患に対しては書籍や知人からの情報をつてにして、何とか訪問にいってるセラピストが多いように思います。

じゃあたまにしか担当でいないような神経難病の症例には訪問に行くのに、小児領域はお断りする差はなんなんでしょうか? 経験だけではないと思うんですよね。
「小児領域のリハは何となく難しい」というようなイメージが先行しているように思います。

小児の領域で働いたことがないスタッフでも、訪問で小児を担当しているセラピストは結構いてるんです。しかも、利用者さんから拒否されることなく継続的に訪問できているケースが多いと聞いています。経験が少ないセラピストであっても小児領域の訪問に関わることはできると思います。そのために必要な情報量が非常に少ないことが訪問を拒否する原因なんだと思います。当研究所では定期的にこの小児領域に対する研修会を実施することで、この領域の情報量の少なさを少しでも改善したいと思っています。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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