自分たちの職能団体としての底力を信じよう

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2024年1月の地震の被害の1日も早い復興を大阪の地から応援しています。

2024年1月9日にXで以下のような内容をポストした。


色々思うことがあるので少し書いておく。

このような内容の拡散は不要

個人的にはこのような内容をむやみやたらと拡散することは必要ないと考えています。

上記のポストにも書いた通り、1995年の神戸の震災の時と異なり多く情報をいろんな手段で入手できるようになったからです。むしろ、大切なことは「不要な情報をカットすることも必要だ」ということです。

Xでポストしたときに書き切れなかったことを改めて書いてみる。

神戸の震災のとき

1995年の神戸の震災の時は情報入手の手段がテレビなどしかなく、正直震災直後の情報は把握できていなかった。

当時大阪にいた私は、大きな揺れで目が覚めたが朝のニュースを見ても被害の大きさがわからず、そのまま大阪の職場に普通に出勤した。

当時今の嫁さんと付き合っていて、嫁さんは西宮に住んでいたのですが連絡はとれなかった。連絡が取れたのはお昼ごろに「自分は無事だった」との連絡が嫁さんから入ったからだ。

お昼ぐらいになってようやく情報が入ってきて、実は大変なことになったんだなということに気づいたのです。出勤してこないスタッフ、外来に来ない患者さん、全貌がわかって愕然としたのは夕方くらいかな。

そう情報の入手はテレビ・ラジオ・新聞の時代でした。

神戸の震災の翌年開催された東京での日本作業療法学会においては関西の作業療法士が協力して震災に関するブース展示だったか発表だったかをしていた記憶がある。でもすごく参加が少なかった。会場周辺にいた全国の作業療法士たちの反応も、正直関西のスタッフに比べると「大変さが身に染みていないんだな」って感じたことを記憶している。

2024年現在のこと

あのときと今は違う。神戸の震災以降全国的にいろいろな大変な出来事もあり、あちこちの県士会で災害担当部会があり、研修も開かれている。システムが作り上げられた。

神戸の震災の時は手探りで動いていた。

でも今は違う、職能団体や近隣の自治体などなどが当時とは比べ物にならない速さで動き出している。

何より現地の情報を捉えることができる。テレビ・新聞・ラジオ以外の豊富な手段、主にスマホやパソコンやタブレットといったネットにつなげて情報を発信することもできるし、情報を見ることもできる。

どちらかというと情報が氾濫していて玉石混交な状態なんだと思う。

神戸の震災の時に今回のような「テレビに映るのでみんなに見てほしい」と連絡が来ていたら僕も協力したいたかもしれない。

だけど今回は流れてきた情報を僕は止めた。拡散しなかった。

良い情報も良くない情報もあふれているなら、情報をカットすることも大切だと考えたからだ。

そのテレビ番組には作業療法士の奮闘が移っているのかもしれないが、もうすでにいろんな団体が動き出している。

現状を100%把握できていないかもしれないが、それぞれの団体や自治体が動き題しているのです。

自分たちの仲間のことをもっと信じよう

今回の地震に際して、自分たちに何かできることはないかと考えているリハ関係者は非常に多い。

だから「テレビを見て」というような情報を拡散しなくても、見たい人は見ているし、いろいろな手段で現地の情報を把握しようと努めている。

逆に「震災の情報を見ると過去の経験がフラッシュバックする」というような理由で情報を遮断している人もいる。今回のチェーンメールまがいの行為は、そんな人に対してまで「テレビを見て」という情報をばらまいてしまっている可能性に気づいてほしいなと思うのです。

このような情報拡散の手法を取らなくても、動く人は動いているし、自分たちの職能団体も動いているのです。

令和6年能登半島地震に対する協会災害対策本部の対応について|日本作業療法士協会
2024 年 1 月 1 日午後 4 時 10 分頃、能登半島を震源とする令和 6 年能登半島地震が発生し、石川県をはじめとする各県に甚大な被害をもたらしました。被災地の皆様、関係者の皆様に、あらためて心よりお見舞いを申し上げます。

もっと自分たちの職業や職能としての団体の力や個人の力を信じてほしいなと思うのです。神戸の時と2024年は違う。いろんな苦労を重ねて変化してきている。

その行動が本当に必要な行動なのかをきちんと判断できる力を持ってほしい。

やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛

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