広告塔や広報マンとしての地域リハビリテーション

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いま現在地域リハビリテーションに関わっている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけでなく、これから地域で働きたいと思っている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は、自分がリハビリテーションの啓発活動を担っているということを自覚して活動してるのだろうか?それとも、そんなこと考えもせずにただ仕事をこなしているだけなのだろうか?

地域では少数派のリハビリテーション

まあ、地域だけではなくリハビリテーションが充実している病院でさえ理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の総数が看護師を上回る事なんてないわけです。

平成23年度の日本看護協会の資料によると看護師の総数は全国で150万人くらい。それに対して理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は3職種合わせてもだいたい、17万人~18万人程度なんです。

地域で働いている、ケアマネージャーや看護師、ヘルパーさんたちは、「看護師」を知らない人はいないし、看護師がどんなことをやっているのかってことは何となくわかっている方も多い。

でも、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が何をしているのかってことを知らないケアマネジャーや看護師、ヘルパーさんは非常に多い。「何をやっているのかを知らない、わからない」というよりも「出会ったことさえない」という人が多いんですよ。

地域っていうのはそんな状況なんですよ。

だからこそ広報・宣伝マンとしての自覚を持ってほしい

地域で働くってことは、あなたが自覚している、していないに関係なくあなたが働いている地域で理学療法や作業療法、言語療法の啓発活動をしているということになる。

いい仕事をすれば

「作業療法っていいんだなあ」

ってなるし、あまりいい感じでなければ

「作業療法士ってイマイチだなあ」

って思われてしまうのです。

ここで重要なことは、あなたがイマイチのセラピストなんだなって思われるのではなく、作業療法士(もしくは理学療法士や言語聴覚士)がイマイチだなって思われてしまう事なんですよ。

地域で働く、看護師さんやヘルパーさんや、ケアマネージャーさんたちの多くは始めて理学療法士や作業療法士や言語聴覚士に出会う方がほとんどなんです。このことはこの記事でも書いたことです。

広報マンであることを意識して地域で働いてほしい

病院で働いていれば、その職種の印象はいい意味でも、悪い意味であってもその病院内での印象にとどまる。ところが、地域での印象というものは、徐々に拡散していくのである。

だからこそ、地域で働く理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆さんには、地域でリハビリテーションの広報マンであることを意識してほしい。

あなた方の活躍が好印象であればあるほど、地域でリハビリテーションが求められるようになっていくし、悪い印象であればあるほど、地域ではリハビリテーションは不要だってことにつながっていくのです。

あなたは、お昼ご飯を食べにふらりと寄ったお店が「めちゃくちゃ美味しい」料理だったら、

また食べに来よう!

って思うでしょう。逆にまずい店だったら2度と行かないですよね。

地域リハビリテーションと料理屋が違うと言い切れますか?私は同じだと思います。

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