進学先や転職先としての理学療法士や作業療法士の学校選び

20年前に比べるとリハビリテーションに関わる理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の大学や専門学校も増えてきました。それに伴って高校生の進路として人気になったり、脱サラなど社会人経験者が転職するパターンも増えてきましたね。作業療法士歴20年以上のベテランが、そんなリハビリテーションの学校選びのことを書いてみました。

リハビリの学校で得られる資格

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を目指して専門学校や大学に入学する人が増えています。でも、勘違いしている人がいると困るので、きちんと書いておきます。

「専門学校や大学を卒業するだけでは理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の資格を取ることはできません」

リハビリの学校で得られる資格は 国家試験の受験資格 です。

リハビリの学校を卒業すると国家試験の受験資格を取得できます。理学療法士の学校なら理学療法士の国家試験の受験資格と取得できるってことですね。

毎年2月くらいに国家試験があり、それに合格して初めて資格を取得することができます。万が一国家試験に落ちてしまっても、毎年受験することはできます。

専門学校と大学どっちがいい?

1980年代は専門学校が中心でしたが、2014年現在は大学の方が多くなってきました。リハビリテーションの世界も高学歴化してきているんです。

専門学校でも大学でも取得できる資格に変わりはありません、国家試験の受験資格だけです。

2014年時点では医師のような学閥というか派閥みたいなものもありませんので、専門学校でも大学でも資格取得の上では差がありません。でも、あえて書いてみると次のようなポイントで選んでみるといいかもしれません。

脱サラなら専門学校

30代とか40代とかでサラリーマンをやめて、理学療法士や作業療法士へ転職する方も増えてきました。社会人経験のある方の転職組ですね。

家族を抱えて学校に行くなら、4年制の大学に行くよりは3年生の専門学校に行く方が学費を抑えることができます。専門学校でも大学でも、私立だと最低でも年間100万円以上の学費がかかります。社会人で学校に入りなおすような方で、家族を抱えているなら、無収入なうえに学費がかかるのは生活の危機ですよ。

1年でも早く就職してお金を稼ぐ方が良いと思います。30代とか40代だと卒業してから働くことのできる定年までの期間が20代の人に比べると短くなりますので、専門学校をお勧めします。

高校生なら大学をおすすめ

高校生でも早く働きたい、学費を抑えたいというなら修業年数の短い専門学校への入学をお勧めします。でも専門学校と大学で迷っているなら大学をすすめます。

これから、10年先、20年先を考えるとリハビリテーションの世界でも研究の分野、先端医療の分野などへの進出も考えられますし、現場で働いたのちリハビリの学校で教員に転身することもできる。大学を卒業する「学士」となるのですが、いろんな意味で大学卒っていうのはお得ですね。

看護師の世界では、専門性の向上を目的に認定看護師や専門看護師という資格を独自に設けています。専門看護師は最低でも大学院卒業という前提条件があります。

リハビリテーションの世界もすごーく長い目で見ると同じように独自の専門資格の取得のために高学歴なものの方が有利になる可能性は非常に大きいのです。

どこの学校でもいいのか?

専門学校にするのか、大学にするのかってことが決まっても、それぞれにたくさんの学校があって迷ってしまいますよね。

  • 学費
  • 通いやすさ

なんかも学校によって違います。理学療法士や作業療法士の学校に入って一番苦労するのは、実際に病院などの現場にいって行う実習です。これが一番つらい。

しかも看護師と違って、リハビリテーションってどこの病院でもやっているわけではないので、実習先病院が遠方だったりする事もあるのです。

私は大阪の学校に行ってましたが、実習先の一つは神奈川県でした。通うことができないので泊り込みで実習していました2ヵ月間も!

実習先っていうのは、同じ学校の卒業生がいるところに行ったり、学校の先生が知り合いのいる病院に頼み込んだりして実習病院を確保します。だから、しっかりと実習先を確保できている学校っていうのは

ズバリ 歴史のある学校 です。

新設の学校よりは、設立されてから歴史のある学校の方が卒業生の数も多く学校の近隣で実習地を確保しやすいのです。その半面、新設校ではどうしても実習地を確保できずに遠隔地で実習を行う事が多くなりがち。

同じ条件で入学できそうな学校があるなら開設から歴史の長い学校を選ぶ方が良いと思います。

医療系の予備校などもありますから、しっかりと情報収集してみてください。

しっかり考えて自分の将来を決めてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です