非常勤掛け持ち勤務の現実を少し書いてみる。3月末から働き始めた勤務先でのことです。時間調整が難しいんですよね。そんなことです。
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勤務先でのお仕事
3月中旬から勤務を開始した職場は、訪問看護ステーションと児童デイサービスが併設されています。
このスタイルでの事業運営をするところが増えてきましたよね。とくにリハビリ系訪問看護ステーションが児童デイサービスを併設するっていうパターンは僕の周りではものすごく多くなってきた。
その新しい職場では、訪問も児童デイも両方関わることになります。
そうして、訪問は利用者さんの家に「行く」サービスで、児童デイは利用者さんが「来る」サービス。
両方の業務を兼務するのは作業療法士の僕一人で、他のスタッフはそれぞれの事業所で専任。
そうして児童デイサービスのサービスの提供の仕方は、利用者さんのスケジュールを決めて1時間のサービスを提供するって感じ。
決められた時間に利用者さんが児童デイにやって来て、1時間利用して帰る。だから時間割と担当者を決めてサービスを提供する。
僕が関わる時間も決まっている。だからその時間になったら児童デイのフロアに戻っていないといけない。
時間のやりくりが難しい
3月から勤務を開始した僕のスケジュールはまっさら。
そこへ、訪問看護ステーションの管理者と、児童デイの管理者が担当を割り振って入れることになる。
児童デイの時間割は、○○時ちょうど始まり、もしくは○○時30分はじまりみたいな感じ。
だから、2時開始の児童デイの時間が決まっていたら2時には事業所に戻っていないといけない。
訪問業務は場所もバラバラなので、事業所に戻ってくることを考えて勤務を入れないといけない。
- 10時~ 児童デイ
- 11時20分~ 訪問リハ
- 13時ごろ~ 訪問リハ
- 15時~ 児童デイ
こういった感じで時間割に書くと、なんてことないんだけど。もっと正確に書いてみると
- 10時00分~11時00分 児童デイ
- 11時00分~11時20分 訪問先へ移動
- 11時20分~12時00分 訪問リハビリ実施
- 12時00分~12時20分 事務所へ移動
- 12時20分~12時50分 事務所で昼ごはん
- 12時50分~13時20分 訪問先へ移動
- 13時20分~14時00分 訪問リハビリ実施
- 14時00分~14時30分 事務所へ移動
- 14時30分~15時00分 事務所で休憩
- 15時00分~16時00分 児童デイ
僕の勤務は9時半~17時なんですよね。
これはある日の勤務なわけですが、10時から児童デイスタートになってしまうので、9時半出勤しても30分空白。デイで実施することの準備とかをします。
16時に児童デイの担当ケース終わるのですが、この後に訪問リハを入れてしまうとよほど事務所から近所でない限り17時には勤務を終われません。
訪問専業だと、訪問先から次の訪問先へ移動するから移動が効率的ですし、ひとつ前の訪問の終了時間と移動時間を逆算して次の訪問先の開始時間を決めます。
だけど、「来る」サービスである児童デイは開始時間が決まっているので、その時間までには事務所にいったん戻らないといけません。
だからどうしても隙間時間みたいなものが生まれる。
児童デイ専業のスタッフは、その日担当するケースの準備を朝の時間にまとめてやったり、隙間時間に提供したサービスの記録を書いたりできる。
訪問専業のスタッフは、連続して訪問して戻ってきた隙間時間にまとめてカルテを書ける。訪問時間も自分で把握できているから、新規ケースの開始時間も決めやすい。
僕の場合は、両方兼務なので、そのあたりがスムースにできない。中途半端に余る時間があっても、そこに訪問も児童デイもケースを入れることができない時間が出てきてしまう。
効率が悪い
まだまだ勤務を開始したばかりなので、これからそのあたりを調整することになると思うのですが、兼務の難しさですね。
他の職場でもステーションと児童デイ兼務している職場はあります。そこの職場の場合、児童デイに子供が滞在している時間が長いんですよね。それに固定の時間を決めているわけではなくて、そこに行ってその日来ている子供さんを見るってスタイル。だから、多少到着時間が早くなっても遅くなっても、問題ないんですよね。
早く到着すればたくさんリハビリできるし、遅くなれば少し短くなるだけ。個別できっちりと決めていないメリットですよね。
兼務するならコーディネートが肝心
同じ事業所で多サービスを展開することは、これからの介護保険や、地域包括ケアシステムのことを考えるとメリットがある。収益的にも同じサービスばかりに収益が偏らないっててんではいいこと。
だけど、そこでスタッフを兼務して職員を動かす場合には、そのスタッフの業務をコーディネートする役割の管理職が必要になる。
両方の業務をきちんと理解していて、効率よくスタッフを使いこなせるコーディネータ。
そこをきちんとできる役割がいないと、非効率なスタッフの使い方になってしまってロスが大きくなる。
兼務するような条件で働こうと思っているなら、そのあたりのことを確認してから働く方がいい。
逆に兼務を前提で職員を雇用しようと考えている管理職はそのコーディネートを考えて雇用するほうがいい。
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