地域リハビリテーションのマネージメントで大事なのはコミュニケーションスキルです

地域リハビリテーション、特に訪問リハビリや通所リハビリの現場で2015年度から急に脚光を浴びているのが「マネージメント」業務。今まで、患者さんや利用者さん中心のリハビリを展開していた理学療法士や作業療法士、言語聴覚士にマネージメントなんてできるのか?って感じがします。だから書いてみた。


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マネージメントの基本はコミュニケーション

学術よりも日々話術を磨いている私に言わせてもらえるなら、マネージメント能力を高めたいって考えているならコミュニケーションスキルを磨く方がいい。

ここでいうマネージメントっていうのは

利用者さんに対してより効果的なリハビリテーション支援を提供するために必要な、多職種と連携したり、その調整を図る能力

として考えています。その点に関して言うと、そのために必要なのはコミュニケーションスキルだ。

リハビリテーション治療とリハビリテーション支援とは異なる。その違いについてはこちらに書いている。
 ⇒リハビリテーションにおける「治療」と「支援」の違い

地域リハビリテーションで必要なのはリハビリテーション支援なんだ。

非常勤掛け持ちとしての経験

現在、地域リハビリの現場勤務としては

  • 訪問看護ステーション 4ケ所
  • 保健所 1カ所

そのうち3カ所はリハビリスタッフは作業療法士の私一人という状況で、働き続けている立場から言わせてもらえるなら、多職種と良好な関係を築くために必要なものは

リハビリテーションのことをわかりやすく伝える

ことだ。自信をもって言える。

管理業務を経験していて、管理職として若手のリハビリスタッフを従えている経験豊かなセラピストならだれでも地域リハビリテーションの現場で、マネージメント能力を発揮できるかというと、けっしてそんな簡単なものではない。無理な人もいるだろうね。

リハビリスタッフがたくさんいるような職場で働いている人よりも、1人職場で働いている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方ならこのような感覚は分かるのではないかな。

リハビリテーションのことをわかりやすく伝えるのって意外と難しいんだ。

だから、多職種との連携に必要なマネージメント能力で最も重要なのはコミュニケーションスキルなんだ。

いくつの引き出しを持っているか?

理学療法と作業療法の違いを説明できますか?

少なくとも理学療法士なら理学療法の説明を、作業療法士なら作業療法士の説明を何パターンかで説明できないといけない。
1つの説明で納得してもらえるか、理解してもらえるかどうか微妙なので、幾通りかのパターンで説明できるような準備をしておかなければならない。それが地域の現場ってもんだ。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士にあったことのない多職種なんて山のようにいる。だからそのたびに自分のことを説明しないといけない。

そのためには、説明するパターンの引き出しは多いほうがいい。

職種の説明だけではないよ、他のことについてもたくさん引き出しを持っている人が圧倒的にマネージメントで有利だといえる。

  • 利用者さんの身体的な評価
  • 実践しているプログラム
  • 現在の目標や予想されるこれからのこと

こういったことを、専門用語を使わずにわかりやすく多職種に説明できる理学療法士や作業療法士、言語聴覚士がどれくらい地域にいるのでしょうか?

専門用語や難解なリハビリ用語を連発して、「これこそがリハビリなんだ」ってかんじで自己満足しているセラピストもいるんじゃあないかな。そんなセラピストは地域リハビリから退場してほしい。

その場をまとめるためのコミュニケーション

わかりやすく伝えることだけがマネージメントではない。

通所リハビリや訪問リハビリでのマネージメント加算のためには当然やならなくてはならないことはほかにもたくさんある。
だけど、そのために他事業所を含めた多職種アプローチのためには

  • 雰囲気づくり
  • 相互的なコミュニケーション
  • 役割分担の明確化

ってことが最低限必要になってくる。

そのうえで、リハビリテーション支援に必要な具体的な手段を検討することに対して、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が先頭に立って行うことが2015年の介護保険改定でセラピストに求められている。

リハビリテーションマネジメント加算を算定している事業所のセラピストは、できていますか?

リハビリテーション会議だけを形式的に行っていればいいんじゃあないんですよ。

そんなことでは、いつまでたってもリハビリテーションスタッフのマネジメント能力は育たないし、リハビリテーション会議の本質からは外れて行ってしまう。

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