【退院指導】両側からの起き上がりとベッドの向き

先日の投稿で仏壇のことを書いたりしましたが、なかなか好評でした。だから調子に乗って今度はベッドの向きのことを書いてみたい。回復期リハビリテーション病院の退院指導では、ベッドを導入すべきかどうかってことは指導するだろうと思いますけど、その向きや配置のことまではしっかりと指導しているのかな?そんなことを書いてみた。


(スポンサー広告)

「ベッド」のこと退院時指導でどこまでしてる?

ベッドが必要な患者さんに対して、退院時にはベッドを導入しましょうってことは誰でもしているのかな?

じゃあ、

ベッドはどこのお部屋に配置しましょうか?

ってことは考えていますか?

さらには

このお部屋のどの位置にどっち向きに配置しましょう?

ってことまで考えて指導している理学療法士や作業療法士、言語聴覚士はどれくらいいるのでしょう。ベッドのことなので看護師さんとかもアドバイスしているかもしれませんね。

僕の勝手な思い込みかもしれませんけど

「右片麻痺だから、左側から起き上がれるようにベッドおいてくださいね!」

とか

「左片麻痺だから、右側から起き上がれるようにベッドおいてくださいね!」

っていう指導しかしていないのではないでしょうか?

だけど、生活の場っていうのはそんな簡単にベッドの配置を決めることができないものなのです。

リアルな生活では簡単に決められない

実際の生活を考慮してベッドの配置を決めるには

  • お部屋の広さや間取り
  • コンセントの配置
  • トイレや食事のための導線(動線)
  • テレビとベッドの位置関係

いろいろと考えなければならないことがあります。

電動ベッド導入のケース

2モーターとか3モーターとかでも、レンタルなら比較的安いので導入が容易です。

そうすると、コンセントの配置が重要になってきます。コンセントなかったら延長コード使えばいいって思いがちですが、そうではありません。

杖で歩いていたり、車いすで移動しているような患者さんの場合あちこちにコードがあったら移動が危険になります。だから、なるべくコンセントボックスのある場所にベッドを置く方が望ましい。

ただし、コンセントのある壁ぎりぎりにベッドを置いてしまうと、ベッドを下げた時に刺さっているコンセントを破壊してしまうことがありますから、少しだけ間隔をあけてくださいね。

テレビの配置

テレビって大事ですよね。

だって家にいたら退屈なんですよ。だからテレビみたいですよね。テレビのアンテナ線のコンセントってどの部屋にもあるものではないですよね。

だから、テレビを置くにはテレビのコンセントないとだめなんですよね。コンセントなければケーブル伸ばさないといけない。そうするとやっぱり移動の時に危険になるから、ケーブルを壁際に這わせたりするんですよね。

どちら側からも起きられる練習

そう、セラピストが簡単に「右側からおきましょう」って言っても、自宅に戻ってそのような配置にベッドを置くことができない患者さんはたくさんいるんですよ。

じゃあ、どうすればいいのか!

退院後のベッド配置などの選択肢を増やすために

左右どちら側からでも起き上がりができる練習をする

これって重要です。

ベッドの配置のためだけではなく、運動機能的に見ても両方から起き上がる意味は大きい。

でも、現実的にはあまり取り組まれていないことが多い。でも、入院期間中にはしっかりと練習する時間が取れる。だから、退院に向けてしっかりと練習してほしい。

入院の時に練習すれば、退院時の選択肢が増えるんです。

新しい学びの形を届けます
やまだリハビリテーション研究所noteサイト

2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です