リハビリテーションを実施するときの目標設定は誰が行っていますか?
本人や家族は関わっていますか?
それともリハ実施計画書にサインをもらうのは形式的なもので、リハの目標を本人さんや家族さんはご存じないのではないですか?
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目標設定のこと
リハビリテーションの目標設定って、患者さんと相談して決めていますか?
訪問リハや通所リハでは、患者さんの意見を伺いながらそのご意見を目標設定に反映させることが多いです。
この目標設定の時も、病院リハ経験してる利用者さんの多くは、「目標なんて聞かれたこともないです」とおっしゃいます。
なんでなんでしょうね?
上記のコラムでも書きましたが、2024年同時改定以降のリハビリテーションにおいては「主体的なリハビリテーション」「するリハビリテーション」が必要になってきます。
そのためには以下の図のような関わりが必要になってきます。
- 当事者さんと目標を共有すること
- 目標の設定をセラピストと当事者さんが一緒に行うこと
がものすごく重要です。
通所リハや訪問リハの現場では、時々「明確な目標」を持っている利用者さんに出会います。
目標が明確なので、自主トレにも熱心に取り組んでいただけることが多いです。より具体的な活動と参加へのアプローチも行いやすいこともあります。
一体だれのために実施しているリハビリテーションなのかってことを真摯に考えると、目標を共有することが必要になってくるのは明白です。
適切な目標設定と効果判定
上記のコラムでも書いたり図で示しましたが、
訪問看護の計画書では項目が少なくて不十分なのですが、病院のリハ実施計画書や訪問リハや通所リハのリハ実施計画書はかなり細かく記載する項目が設定されています。
それをきちんと作成することがまず必要になってきます。
そうして、あいまいな目標設定では目標を達成したのかどうかを確認できない。目標に対しての到達度合いが確認できるような、具体的な目標設定が必要になってきます。
そんな目標を設定するからこそ、定期的に効果の確認を実施し、到達できていなければ目標を見直したり、プログラムを見直すという機会が必要となるのです。
継続的に「なあなあな感じ」で通所リハや訪問リハなどを実施できる時代ではなくなってきています。
目標を明確にし、期間を設定したリハビリテーションが必要とされる時代に変化していくのが2024年同時改定以降のリハビリテーションなのです。
あなたの実施している、リハビリテーションの目標は誰が考えたものですか?
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