ビー玉とかスーパーボールを使ったスプーン操作のリハビリテーションの一例を紹介しました。あれ何分くらいできると思いますか?よほど協力的な子供さんでも、5分くらいでしょうね。もうちょっと工夫していきましょう。それが作業療法士のアプローチなのです。
子どものリハビリテーションはたくさん工夫してやりましょう。
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伸ばしたい子どもの能力
前回の記事はこちら
⇒(子供のリハビリ)ビー玉・スーパーボールでスプーンの練習
これでスプーンの練習をするんだけどね、こんなの5分、長くても10分くらいで終わるね。
就学前の子供さんたちでスプーンの練習することが多いのが今の勤務先である児童発達支援&放課後デイ。就学後にスプーン練習している子供さんもいます。
それくらいの世代の子供たちの対応すべき課題っていうのは、手指を中心とした道具の操作、スプーンとかフォーク、鉛筆などのことだけではないことも多い。
- 集中して机上課題を続ける時間を少しでも伸ばしたい
- 数の概念がイマイチわかっていない
- 数えられない
- 色とか形のマッチングができない
ってことに難しさがあったり、悩んだりしている子供さんたちも多い。
だからといって、ビー玉で課題に取り組んでいるのに、全く別の課題を出してきて他の目的の練習をしようってすることもあるけど、どうせならビー玉を使って続けてみましょう。
環境の変化や課題の変化についていけない子供さんも多いので、ビー玉使っているならもうちょっと続けてみればいい。
ビー玉に集中したり数えたり
前回のコラムでは
⇒(子供のリハビリ)ビー玉・スーパーボールでスプーンの練習
仕切りのある箱とか卵のケースとかにスプーンですくったビー玉を移すって課題の紹介をしました。
この時に集中させたり、注目させたりする目的で、
どこのマス目にビー玉を入れるかということを指定する
ってことをかきました。
「ここに次は入れてね」
「そのつぎはどこにしようかなあ、ここにしようかな?、やっぱりこっちにいれて!」
っていうような会話をしながらやるんですよ。その間ずーっとスプーンの上にビー玉のせておくんですよね。それって結構難しいことです。
集中していないとできないからね。たんに、こっちのビー玉をあっちに移すだけの練習ではもったいない。
それが終わったら、ビー玉を数えてみましょう。
すくって移す練習が終わったら
升目とかに入っているビー玉がたくさん目の前にあるわけですよね。
「じゃあ、お片付けするから3個だけビー玉を先生にちょうだい」
「つぎは、赤い色のビー玉を1つちょうだい」
っていうようなかんじでかたづけを手伝ってもったらどうかな?
- 数を数えることが課題の子供なら、数えながら片付ける
- 色のマッチングが課題なら、色を指定して片づける
- 大きさのマッチングなら、大きいもの小さいものの違いを意識させる
って感じでビー玉をつかえばいいと思います。
当然片付けるときには、指でビー玉をつまんで1つづつ片づけるので指先でつまむっていう練習もできちゃいます。
「すくう」練習だけビー玉でやって、他の問題や取り組みにはには他の道具やおもちゃを使ってやることもあるけど、どうせならどんな場面でもその子供さんのいろんな課題に多面的にアプローチするほうがいいですよね。
ビー玉アプローチにはいろんな可能性が秘められているのです。
これが作業療法士の考えるリハビリテーションの一例です。
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書字指導ワーク2 ひらがなの書き方編 (気になる子どものできた! が増える)
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笹田 哲 中央法規出版 2014-03-13
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