初回の訪問でやること・出来ることを説明する

以前にADLへの取り組みを訪問で積極的にするためにやるべきことを書いた。結構シェアしていただいたので、もう少し書いてみる。
前回の記事はこちら。
⇒⇒訪問リハビリでADLへのアプローチを効果的に進めるコツ


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やはり最初が肝心!

訪問リハビリを利用する方は、急性期病院、回復期リハ病院で理学療法や作業療法、言語療法などを受けて患者さんは退院していることが多い。だから、訪問でわざわざ理学療法や作業療法、言語療法の説明というかオリエンテーションする必要ってないと思っている人も多いと思いますが、実は最初が肝心なんですよ。

訪問では3職種が分担して仕事をする機会が少なくて、セラピストが一人で関わるケースが多い。だから、利用者さんや家族さんはどんなリハビリテーションを実施してもらえるのかすこし混乱することもある。

また、病院では理学療法士に相談していた事を訪問に来てくれている作業療法士に相談しても大丈夫なのかな?って感じている利用者さんもいると思う。

だから、病院で説明されているからっていう理由だけで訪問リハビリテーションのオリエンテーションっていうか説明を省略するってことは間違っている。

これだけは伝えておきたい

以前に書いた記事にこんなのがあります。
⇒⇒初回の訪問リハビリや通所で必要な説明

この記事はどちらかというと、通所や訪問のリハビリを初めて利用する方やリハビリ経験はあるけれども久しぶりにサービスを利用することになった人向けにオリエンテーションすべきことを書いている。

今回書きたいのはそれに加えてもう少し、ADLへの関わりや2015年の介護保険の改定でいわれているような「活動や参加」に対して関わるために初回にオリエンテーションしておいたほうが良いことを書いてみる。

  • 訪問の時間に含まれる内容
  • 間口を広げるということ

これくらいをオリエンテーションしておきたいね。

訪問の時間に含まれる内容

訪問リハビリテーションでは、20分、40分、60分の時間が区切られている。

だからその時間に含まれる事柄をきっちり説明しておきたい。

前回の記事でも書いたが、徒手的な体に触れることがリハビリテーションで家族と話したり、お風呂やトイレを見せてもらったりするのはリハビリテーションではないって考えている利用者さんや家族さんもいる。

だけど、家族さんからの情報収集や家屋状況の確認も訪問リハビリテーションには必要な事柄だ。

事業所によってそのあたりの考え方は異なると思うけど、僕はこういったことも訪問の時間に含めるべきと考えている。

極端に言えば

  • お風呂やトイレを見せてもらう
  • 本人や家族にアドバイスしたり、相談を受けたりする

こういったことも訪問リハビリテーションに含まれると判断しているので、そのように説明します。徒手的なマンツーマン以外にも訪問の時間を使わせていただきますってことをしっかりと説明する。

最初にきちんと説明しておけば、トラブルも少ない。

間口を広げる

訪問では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が同時にかかわることができないことが多い。

だからどれか一つの職種しか関わっていなくてもリハビリテーション支援として必要なことはすべて対応できるように説明すべきだ。

⇒⇒リハビリテーション支援

担当スタッフにできないことをリクエストされても、多職種連携で解決できそうであればリクエストの内容を関係者に伝えることも必要だと思います。

セラピストだけがかかわっているのではないのです。自分にできないけど同僚に相談すれば解決する課題もあるでしょう。住宅改修苦手だけど、やらないといけないこともあるでしょう。

誰に聞けば、相談すればよいのかわからない

っていうような利用者さんやご家族さんはたくさんいます。だから、いつでも話を聞くことのできる体制だけは取っておきたいのです。そういった意味で、間口を広げておくってことは大事です。

「出来もしないことを引き受ける」という意味ではなくて、誰に相談してよいかわからないことなら、「相談すべき人や場所を紹介する」ことも訪問リハビリテーションでの関わりには必要だと思っています。

そういった意味で、

間口を広げて相談にのっておく行為は必要だと考えています。

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2018年同時改定や2025年問題、地域包括ケアシステム、子どものリハビリテーション、そんなテーマでさらに価値あるコラムを書いています。

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