グレーとブラックは明らかに違う「制度や仕組みをきちんと知る努力をしましょう」

今回の訪問看護ステーションでの看護師やセラピストへの業務委託については介護保険の運営規定の中ではっきりとアカンと書かれているわけだ。グレーではなく真っ黒なブラックだ。

②　同条第2項は、指定訪問看護事業者は、その雇用する看護師等によって指定訪問看護を提供するべきものであることを規定したものであり、例えば、第三者への委託等を行うことは認められないものであること。

これを見てもね、まだウダウダいうのはどうなんかと思うのですよ。
自分で調べたらわかることですよ。

でもね、お給料が当たり前にもらえると信じている若いセラピストは騙されるのかもしれないなと今回のことで感じました。

業務委託を訪問看護ステーションで行っていて、それを進めている事業所の経営者さんのやり口を想像するとこんな感じなんだと思う。

業務委託を進める最大の理由は、経費の節減だろう。常勤職員だと社会保険などを会社側も負担しなければならない。業務委託だとそれを支払わなくて済む。

だから、無知な若いセラピストに

「常勤だと給料からいろいろ天引きされるけど、業務委託にすれば天引きはありませんよ」

みたいな感じでうまく言いくるめているんじゃないのかな。

社会保険や税金の仕組みを知らない若いセラピストさんたちは深く考えもせず、「手取りの給与が増えるんだったら業務委託でもするか」ってなるのかもしれないですよね。

最終的には給与から天引きはされなくても、自分で税金やら国民保険などを収めることになるので結局は手取り額は同じか少なくなると思う。

グレーなこと

グレーっていうのはホントに白黒はっきりつけられない状態のことをだと考えています。

いろいろ調べてもやっぱりわからないし、明文化されたものがどこにもない。解釈の仕方もいろいろ考えられるみたいな感じのパターンなんですよね。

経営者や管理者さんたちが制度のことに詳しいわけでもないのです。

そんじょそこらの怪しい経営者さんよりも僕の方が詳しいこともたくさんある。

だから動画やコラムで色々書いたり話したり提案したりしているのです。

不安なら皆さんもしっかり調べてくださいね。