新米管理職者シリーズの第5弾は「任せること」について書いてみました。僕も当時はそうでしたが、これが一番難しい事かもね。だって、新人に任せるよりは、自分でやったほうが仕事が早いからね、つい任せたくなくなるのよ。
仕事ができるのは管理職なら当たり前
新米管理職が一番もどかしいのは、新人や若手がのんびり仕事をしているのを見ることでしょうか?
- もっと動いてほしい
- なんであんなやり方するねん!
- いやいや、そこは違うやろ!
みたいに思ってしまって、けっきょく新米管理職がなんでも仕事を丸抱えしてしまう事って結構あるのではないでしょうか?
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方で、回復期リハビリテーション病棟中心で働いていると仕事のメインは患者さんのリハビリテーションを行う事。だから、新米の患者さんを肩代わりすることなんて言うのはないけど、雑務を中心に何でも新米管理職がやってしまうってことはよくある事。
病棟の看護師さんとか、老健で働いているリハビリスタッフなんかも、担当患者さん以外の業務を新米管理職がどんどんやってしまって疲弊してしまうなんてことはよく聞く話の一つです。
仕事ができない部下が悪いのか?
部下の動きが悪いから、上司が動かざるを得ないなんてことは一般的。
じゃあ、その仕事ができない部下を鍛える、指導するのは誰でしょうか?
部下自身の努力もあるでしょうけど、部下を指導するのは上司の務め。部下の動きが悪いのは上司のせいでもあるのです。
だから部下をいい方向に導く努力をしないといけないよね。
思い切って任せてみよう
新米管理職に方も、かつては若手でその前は新人でした。
だから、「初めて任せられた仕事」「初めて一人でやった仕事」っていうのがきっとあるでしょう。
そんな経験を少しずつ積んでいくことで成長してきたんですよ。成長したからこそ管理職になったんですから。
だから、何でもかんでも一人でやってしまうのではなくて、少しずつ部下にも仕事を任せることが必要なんです。
- やらないと経験できません
- 経験をしないといつまでたってもできません
そう、管理職が一人であれやこれやするのではなく、部下にも仕事を任せないといけないんですよ。
任せることってストレスたまります。
自分でやった方が確実に早く仕上がることを、自分よりも能力の低いものに任せるってことですからね。めっちゃストレスです。
だけど、そうやって任せることで、部下の能力を把握することができます。
- どの仕事をこなすことができるのか?
- どんな仕事は苦手なのか?
- その部下の特性は何か?
っていうようなことがわかってくるようになります。そうすることで部下をチームとして運用することができるようになってくるんですよ。
仕事を任せることはストレスたっぷりですが、その先を見据えて任せてみてはいかがですか?
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