4月~8月の上半期はリハの学校2校で講義をしています。
授業の最初に必ず
「前回の講義で覚えてること」
を数人の学生に聞きます。
そうすると、私が講義でポイントと考え伝えていることとは別のことを印象深く覚えている学生がいます。また私の意図することと異なる解釈をしている学生もいることがわかります。
そこからわかることは、伝える側と受け手側ではギャップが生じる可能性があることを伝える側は理解しておかないといけないということです。
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新人指導のこと
月1回症例検討会の指導を行っているリハ病院でも新人さんが入ってきました。
今年は新人向けに2回ほど講義をします。
回復期リハ病院でも、生活期の現場でも4月から5月にかけては新人教育で忙しい時期だと思います。
講義したり、現場で臨床指導したり大変です
そんな中できっと
- 俺の言うてることわかってるか!
- わかってないなら自分で調べてこい!
的な威圧感満載の教育的指導を繰り広げている、ダメダメなセラピストもいるのではないでしょうか?
年功序列で「教育」することの意味も知らずに上司になってしまった人に多い感じ。
自分の言いたいことを自分の言いたいように伝えることが教育なのではありません
自分より経験も知識も技術も未熟な新人や若手セラピストに教育するなら、相手に伝わるように工夫しながら教育することが必要です。
そうしないと、私が学生に確認しているように自分の伝えたいことと相手の理解していることに行き違いが生じることになる。
その結果、指導者側は
「レベル低い奴らだな、まったく理解してないな」
って思ってしまう人もいるだろう。逆に新人や若手にしてみたら
「いったい何のことを言いたいのかよくわからない」
ってことになる。
アウトプットする経験が圧倒的に少ないセラピストの場合、相手側の理解度に合わせながら伝えるということができないことが問題だと思う。
アウトプットする経験の少ないセラピスト
一般的にセラピストはアウトプットする経験が少ない。
患者さんとコミュニケーションをとるといっても、専門用語を羅列する人もいるし、自分の伝えたいことを一方的に話すセラピストもいる。それに対して文句を言う家族さんは少ないから、伝わっていると勘違いしてしまう。
自分の考えを「文字」「言葉」にする経験が少ない。
自分の考えを「書く」「話す」経験が少ない。
だから、伝える技術やスキルというものを磨く経験がほとんどない。
新人教育以外に、人前で話すこともない。だから伝える技術が非常に低いまま伝えようとする。
きちんと伝わっていない。だから新人が理解できないのに理解できないことを新人の能力が低いと批判する。
そんなダメダメ上司やダメダメ先輩に指導されることは本当に災難だ。
新人や若手のセラピストさんへ
時間の経過とともに、新人さんもやがては先輩になる可能性がある。
その時のために積極的にアウトプットする練習した方がいいですよ。
「書く」「話す」ことでアウトプットを鍛えることは出来ます。出来ることならそれを継続してみてください。
症例に関することを簡潔に伝えるスキルをアップするなら、A4用紙にまとめる練習をしてみよう。
毎月1症例でいいから、A4用紙1枚担当患者の「症例まとめ」を書こう。
「疾患名」「評価」「アプローチ」「経過」を簡単にまとめる。
1カ月1枚で1年間で12枚のレポート。これしっかりやると成長するよ。
そうしながら、自分の頭の中の考えを相手に伝えるというアウトプットの練習をどんどんすることだ。
「書く」「話す」スキルをアップさせるために、ブログやSNSを書き続けるのも一つの手段だ。
アウトプットスキルを身につけるにはとにかくアウトプットし続けることだ。
チャレンジあるのみ!
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