日本慢性期医療協会さんが2020年1月9日に記者会見を行い、いくつかの提案を行った。早速ネットではいろんな情報が飛び交っているので資料の出所を紹介するとともに、提案に対しての個人的見解を書いておく。
日本慢性期医療協会の提案
なんだか、勘違いしているセラピストのSNSを見かけるけど、次回の改定とかの情報ではないからね。ちゃんと以下の資料を見てほしい。
2020年1月9日の記者会見で提案されたことに対しての資料はこちらです。
⇒記者会見資料(令和2年1月9日)
(日慢協のサイトのPDFが開きます)
おもに、回復期リハ病棟におけるリハビリテーションについての今後の提案が記載されています。
個人的見解
SNSでもいろいろ書かれているけど、僕なりの考え。
個別リハの出来高ではなくて、人員配置基準としてリハの必要数が配置されるという「基準リハビリテーション」という考え方には賛成です。
看護師さんの配置基準と同じで、病床数に応じてリハ職を配置し出来高ではなく包括払いにするという考え方は、診療報酬改定においても今後議論に対象になるでしょう。
そうして、このような方向性は診療報酬や介護報酬の改定議論をきちんと厚労省の資料を見ながら考えているセラピストやリハ業界の現状を考えているセラピストなら、ある程度予測できることだ。
出来高⇒包括化への流れは、地域包括ケア病棟ができたときからある程度予測できていること。
今頃あわてている方がおかしいという感じです。
2019年版noteにもこの包括化や回復期リハのリハのことについてはいくつか書いている。
包括化されたら、
- 法人内の他事業所のノウハウの共有
- 地域リハの領域との連携
- 法人としてのリハの特色のアピール
等が必要になってくる。
回復期リハ病棟を持つ法人さんは今からゆっくり準備しておく方がいいんじゃないかと考えています。
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2020年版note 生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える
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