研修会の打ち合わせで感じたことを書いてみる。
地域包括ケアシステムとか報酬改定に対してリハビリテーション専門職としてどうすべきかみたいな事テーマに話し合ったんだけどね。なんだかなって感じでした。
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ノウハウの共有
先方は急性期のセラピストで僕は訪問リハビリテーションのセラピスト。
どの時期でもどんな年齢でもあってもどんな疾患であっても、地域の住民が循環するのが地域包括ケアシステムなので、リハビリテーション専門職が自分のテリトリーとか領域だけのことをなんとかするのではなくて、近接する他の領域の事や他の領域のノウハウを共有することが必要だ。
サマリーを送るといった患者さんの情報共有だけではなくで、「ノウハウの共有」が必要になってくる。だけど広い視野をもって複数の領域の事を把握しているセラピストは少ない。
だから「まずは何らかのアクションや行動を始めて、その地域のセラピストが相互のノウハウを共有できるようにすべきだ!」という持論を展開しました。
そのアクションは大袈裟なものではなくてもいい、顔と顔を合わせるだけでもいい。半年に一回とか季節に一回でもいいから、なにかしら行動をしましょうよ。
って言うた。
だけどね、何だか理解してもらえない。
- 施設の許可がいる
- そんなのは協会や士会がすべき事。
- そんなんに人が集まるのか?
- 僕らも仕事で忙しい
- そんなことを必要と感じているセラピストがいるの?
いやいや、そんなこと言ってるから「今のような現状」があるわけでしょう。
必要なのはアクション・行動
僕が感じているような今のリハビリテーション業界の危機感みたいなものを、感じておられないようでした。
noteにも書いたけど「規模とスピードのちがい」があるから、リハビリテーション専門職は、現場のスタッフが行動を起こさないといけないのに。さらに「触らないリハビリテーション」とお伝えすると
「必要だと思うけどクレームくるよ」
といわれてしまう。
「あなたがリハ科のトップなんだからあなたが率先して触らないリハビリテーション展開すれば患者さんからクレーム来る前に、部下のみんなが触らないリハビリテーションを展開するようになるから、クレーム来ないと思う。」
とまでは言いませんでした。
だけどね、どこの病院、どこの事業所でもこんな感じなんだろうな。
リ・スタートできないんだ。
今までの業務を今までのように実践する方が楽なんだろう。診療報酬とか介護報酬なんて「どこかの上の方の人」が考えること。みたいな感じなんだろう。
報酬改定はそんな他人事じゃない。
普通のセラピストの普通の業務が反映される。
だから普通のセラピストが行動を起こすべき。
だいたい、そんな風に考えてるなら講師として僕に依頼すべきじゃない
後輩からの依頼なので後輩の顔を立てて、断りはしなかったけどね。
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