診療報酬の改定に向けた議論の紹介を先日した。
⇒【厚労省情報】2020年診療報酬改定に向けた動き!回復期リハ病棟や地域包括ケア病棟の資料
その後SNSでいろんな方が書いていることや、重鎮のセラピストさんが発信したことなんか色々見ながら考えていること。
将来的には、回復期リハ病院で提供されるリハビリテーションは地域包括ケア病棟や介護保険が始まった当初の老健のように、入院料みたいなものに包括化される方向になるのだろうなってこと。
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ノルマとか稼ぐとか
リハの部分って出来高払いだから、セラピスト側から見るとノルマが発生するし、経営側から考えるとリハ部門の稼働率を上げることが収益を上げることにつながる。
だけどね、そんな状況だから「回復期リハ1」の算定が改定のたびに厳しい算定要件になる。実際に2018年度は「回復期リハ1」の算定施設数が前年度より減っているしね。減っているといっても、回復期リハ1と回復期リハ2を合わせると、順調に伸びていると捉えることもできる。
だからきっとせっせとノルマをこなしているセラピストは多いのでしょう。
質の高いリハビリテーション
ノルマをこなすということと、良いリハビリテーションを提供するということは異なります。
上記のコラムでも書きましたが、回復期リハビリテーション病棟で提供されるリハビリテーションの質が高いという表現は
- 毎日リハビリテーションを提供できるという量の部分
- 同時にPT・OT・STが関わることができるという多職種同時進行の部分
この2点は退院後の生活では望めない。介護保険ではここまでのリハビリテーションを提供できない。ある意味「最大量のリハビリテーション」を回復期リハビリテーション病院では提供できる。
そのことと、セラピストの質の部分は異なる。
高品質をきっちり提供する
それぞれの病院の特徴を生かした、リハビリテーションの提供を考えるとノルマみたいな感じの出来高制は厳しいと考えている。
現行の地域包括ケア病棟のようなスタイルや、介護保険当初の老健入所のリハビリのような出来高ではなくて包括払いになる方がいいのではないだろうか。
その方が病院の特徴あるリハビリテーションを提供できる。出来高ではないから
- 理学療法に特化した病院とか
- 退院前は作業療法に特化したアプローチする病院とか
そんな感じがいいなと思っている。
ホントの意味で多職種連携のできるセラピストだけが雇用されるような病院とかね。
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2019年版 病院リハと地域リハをつなぐ・変える
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