回復期リハと地域リハのバトンをつなぐ1「自分の病院のことを知る」

回復期リハビリテーション病院は地域リハビリテーションのスタート地点ってことを以前に書いた。Facebookでもまあまあシェアされたりした。スタート地点としての役割をしっかり果たすためには、どんなことをすればよいのかってことを書いてみる。まずは自分の勤務している病院のことをしっかりと把握するってことが肝心。


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スタート地点としての役割

以前の記事はこちら
⇒⇒「回復期リハは地域リハのスタート地点!病院セラピストは意識改革が必要!!

スタート地点の役割として大事なのは

  • 地域リハビリテーション事情の把握
  • 退院する患者さんへの正しい情報の提供

と考えています。

自分の病院のことを知る

回復期リハビリテーション病院に勤務しているのに、自分の業務だけをこなしているようでは地域リハビリのスタート地点としての役割を果たすことはできません。

  • 入院している患者さんの住所
  • 患者さんの退院先

まずはこの2つを知ることが必要になってきます。

入院している患者さんの住所

自分の勤務している回復期リハ病院に入院してくる利用者さんの住所を知ることで、何がわかると思いますか?

住所を知れば、その病院の営業圏域がわかります。どの程度のエリアから入院患者さんがやって来ているのかってことがわかります。

特殊な病院でない限り、たいていの回復期リハビリテーション病院の場合は、近隣の市町村からの入院患者さんが多いと思います。せいぜい病院から数キロ圏内にたいていの患者さんがお住まいであることが多いんです。

その圏域に患者さんは戻っていきます。

ということは、その圏域の地域リハビリテーションの事情を把握することが必要になるのです。

何でもかんでも把握しないといけないってわけではないのです。病院の近隣の情報をまず把握すればよいのです。そのためには、その病院の営業圏域を把握しなければならないのです。

退院先を知る

営業圏域がわかったとしても、実は介護保険のサービスを提供している事業所はものすごくたくさんあります。リストにするとものすごくたくさんリストアップされます。

だから次にすべきことは、退院患者さんの行き先を把握することです。

  • 自宅に戻る
  • 近隣の回復期リハ病院へ転院
  • 老人保健施設へ転院
  • 療養型病院に転院

っていうようなパターンが多いのではないでしょうか?

近隣の回復期リハ病院
に転院する場合は、同じような量と質のリハビリテーションを引き続き提供されることになるので、退院時のオリエンテーションも行いやすいと思います。

理学療法、作業療法、言語療法を毎日最大3時間くらい受けることができるのは回復期リハ病院だけなのです。

だから、医療保険でリハビリを受けることのできる日数に余裕がある場合には近隣の回復期リハ病院にて人することが多いのではないかと思います。

老健や療養型病院に転院
病院ではなく、介護保険で利用することのできる施設に転院する患者さんも多いと思います。

ここで注意してほしいことは、老健も療養型病院もリハビリテーションサービスを提供していますが、回復期リハ病院ほどの量を提供することはできないということです。毎日提供することも厳しいと思います。

だから、その施設の情報を把握して正しい情報を伝えてあげてほしいのです。

近隣の施設

患者さんの住所と退院先を把握することができれば、おおよそ退院後にどのような施設を利用しているかということがわかります。

とくに入所や入院してリハビリテーションを受けることのできる施設はそんなにたくさんありません。

おそらく10カ所くらい、多くても15カ所くらいではないでしょうか?

100も200もあるわけではないのです。

だから、その15カ所程度の施設のリハビリテーションに関する情報を集めておけば、退院する患者さんに正しい情報をオリエンテーションすることが可能となります。

訪問系や通所系のリハビリテーションサービスを提供している施設を含めると、もう少し多くの事業所がリストアップされることになります。

しかし、それらを合わせても退院先でリハビリテーションを提供している理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のスタッフ数は100名もいないのではないでしょうか?

その地域にいるリハスタッフすべてを把握することは難しくても、それぞれの施設や事業所のリハビリの管理職を把握することは可能です。

せいぜい10人~20人程度を知っていればより正確なリハビリテーション情報を提供することができるのではないでしょうか?

まずは地域を知り、人を知る

地域リハビリのスタート地点の回復期リハビリテーション病院。

その近隣にどのようなリハビリテーション関連施設や事業所があるのかを把握することはそんなに難しいことではないってことです。

そうして、その事業所のリハビリテーションスタッフと知り合いになれば、退院する患者さんの情報交換はよりスムースになります。

そのために、知り合いにならなければならないスタッフっていうのはそんなに多くないのです。20~30人程度ではないでしょうか?

そんなに難しいことではないと思います。

あなたはどれくらいの人数と知り合いになっていますか?

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やまだたけし(作業療法士)

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