2016年2月28日に府立大学主催の臨床家向けのコースで少しだけグループワークに参加した。情報提供とその後のファシリテータとして参加。
訪問とか地域リハに関するコースなんだけど、まだまだこんなことを議論しているんだなって感じましたよ。遅いよ、もっと前に行かないと!
連携のグループワーク
- ケアマネジャー
- 理学療法士が原職のケアマネジャー
- 作業療法士の私
がそれぞれの視点から地域リハビリテーションの多職種連携とかそういったことの課題とか、セラピストに知っておいてほしいことなどを話しました。
それを受けて、グループ討議でそれぞれの課題や解決手段などを簡単に討議しました。
そこで話に出ていたことですが、
- お互いに時間が合わなくて、電話に出ることができない
- 電話をしてもいつも不在で、伝言の伝言みたいにしか伝わらず正確な情報が届かない
- リハビリスタッフが担当者会議に参加しない
- 退院時サマリー書いてるけど、それは役に立っているのかわからない
- 退院前カンファレンスに地域のリハビリスタッフが来ない
- 地域の資源がもう一つよくわからない
- ケアマネさんがリハビリのことを理解していない
まあ、こんなことの意見が出ていたように思う。
あー、まだこんなこと言ってるんですね。僕が地域に出た10年前と変わらないな。
このリハコラムサイトでもいつも言ってるけど、結局何も変わっていないんだなって感じた。
繋がることの重要性をグループ討議後のコメントでもちょこっと伝えたつもりだし、Facebookページとかサイトのアドレスを研修で伝えたんだけど、ページに「いいね」してくれる人も増えていないようだから、心には響いてないな。
このままじゃあ、だめだな
ハッキリ言って、10年前と何も変わっていない。
地域での連携っていうのはごく一部の人だけが頑張っている状態。
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士はいつも同じように同じ言い訳をしている。連携ができない理由を列挙している。
進歩していない。
2018年同時改定も2025年問題もこのままでは乗り越えられない。
とりあえずこれ読んでほしい
⇒地域でリハビリテーションするのが「あたりまえ」の時代に生き残るために考えるべきこと
幻想の世界に浸るな!
患者さんのことを中心にして、専門職種同士が自然と連携できるなんて言うのは妄想であり、幻想なんだ。
ホントの連携は、地道に泥臭く築き上げるしかない。
そこを飛ばして、
いつかきっと連携がスイスイできる
って思っているなら勘違いも甚だしい。
同じ職場で2年くらい働いているのに、全く連携ができていないセラピストは、そういった幻想とか妄想にとりつかれている。
だから、これを読んで具体的に行動しないと、いつまでたっても連携できないよ。
⇒もう一歩前に踏み出そう!じゃないと連携なんてできない
note
2020年版
⇒https://note.com/yamada_ot/m/m1f991727b13b
2019年版
https://note.com/yamada_ot/m/m0cbce4fae6d2
2018年版
https://note.com/yamada_ot/m/ma3fc5020f609
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2020年版note 生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える
コメント
よくわかります。
お互い積もり積もった不満があるから、報われないことも多々あるでしょう。
しかし、それはこれまでの同職種の所業ゆえ、どちらかが歩み出さなければ始まらないことですよね。
大昔、病院からサマリーがないことに不満を漏らした私に上司が言ってましたね。『こっちも退院後の情報を渡せてないのに不満を言うのはおかしい。』と。納得でした。
不満を言っても何にも始まらない。
話すなら解決方法を話したいです。
電話連絡は、お互い不在のこともあります。
でも、だからこそメールも活用します。
そうなんですよね、不満言ってもキリがないですよ。
「あっちが悪い、こっちはやっているのに」
って言ってばかりでは何も進展しない。歩み寄る、こちらが最初に一歩を踏み出すってことが大事。
いつも言うことだけど、連携の利益は患者さんが受け取るものです。
連携で、気持ちよく働けるとか、すっきりするとか、他職種と仲良くなるとか、そんなことは連携の副産物です。第1の利益は対象者さんのためなんですよね。
でもそこを忘れて、自分たちの感情が先に立ってしまっている人が多いかな。副産物が第1目的と勘違いしているんですよ。
行動あるのみです。