2016年3月から週2回勤務をするようになった職場で、ようやく作業療法らしさが伝わってきたなって実感できるようになってきた。もうちょっとで勤務開始して1年になるんだけど、そのあたりのことを書いてみる。
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実感する出来事
週2回勤務するようになったのは、訪問看護ステーションと児童発達支援&放課後等デイサービスが併設されている事業所。訪問もしますし、児童発達支援&放課後等デイサービスで子供たちと遊んだりすることもあります。
同じ時間を共有するという点では訪問看護ステーションのスタッフよりも、児童発達支援&放課後等デイサービスのスタッフの方が長い時間を共有できる。訪問は一人で行くけど、通所系の事業所では同じ場所で仕事をするからね。
そんな職場でスタッフからこんなことを言われるようになってきた。
- 山田さん、それよう言うてますね
- その取り組み他の子供にもやってみましたよ・・・
僕のやっていることを他のスタッフが少しずつ実践するようになってきたって実感できる。
それ以外にも
- 体幹をきたえるってそんなことをするんですね
- 三指握りってそんなことも練習するんですね
僕のやっていることへ興味を持ってくれるようになってきたって実感できる。
そうして、
- このケースこんな感じなんですけど、どう思いますか?
- これ見てください、アドバイス参考にしてやってみてこんな結果出ました
作業療法士の僕を活用してくれているなって感じもするし、僕のアドバイスを「使える」って思ってもらえているってことを実感できる。
何気ないスタッフとの会話や他職種が実践している課題や活動を見て、作業療法のエッセンスが入ってきたなってことを感じる今日この頃。
非常勤の「私」を使いこなせる職場
いま複数の事業所で掛け持ち勤務しているわけだけど、どの事業所もリハビリテーション専門職が1人とか2人とかの職場で働いている。
いろんな職場でいろんな管理者さんの下で働いていると、
週1回とか週2回の勤務の僕をうまく使いこなしている管理者とそうでない管理者の差を感じる
安くないお給料をいただいているので、たんに一スタッフとして淡々と与えられた仕事をするだけではなく、他職種へ作業療法のことやリハビリテーションの役割を伝えたり、連携の相乗効果を引き出したり、することが僕の役割だと考えています。
そういったことをきちんと理解して
僕の役割をきちんと引き出せている事業所だと、僕が多職種に与える影響は大きい。
勤務日数が少ないので、多少の時間はかかるんだけど確実に効果を出せていると思うし、そうでないとよいお給料を出してもらっている意味はない。
- 訪問ケースのリハビリだけを実践する
- 通所系事業所で個別リハだけを実践する
そんなことなら他の若いリハビリテーション専門職を雇用したほうが、時給を安く抑えることができる。
48歳でキャリアのある僕が若いスタッフと同程度のことしか出来ないのであれば、雇用してもらう意味はない。
新しい職場で半年以上が経過して、そんなことを考えています。
あなたの職場のリハビリテーション専門職は、いい効果を職場に与えていますか?
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