3月は地元大阪で4月は東京でそれぞれ日総研セミナーで講演を行いました。講演のテーマは通所リハビリテーションで算定することのできる「リハマネ加算2」と「生活行為向上リハビリテーション実施加算」について。受講生のアンケートはおおむね好評で、一安心しています。一方で講演に対してのご意見もいくつか頂戴しているので、そのあたりは今後の講演やブログで改善を図っていきたい。
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数値にできないけど自信はある
今回のテーマにおいては、基本的には厚労省のサイトで入手することのできる介護給付部会などの資料を利用している。
リハマネ2の算定がどの程度進んでいるのか、成果う行為向上リハはどの程度算定されているのかというようなデータを公表されているので、そういったデータを用いて現状を説明しながら、算定をスムースに進めるには何をすべきかということを話した。
大雑把にくくると
- ケアマネとの連携
- 通所リハ事業所内での多職種連携
- 多事業所連携
がリハマネ2や生活行為向上リハビリテーション実施加算の算定には重要になる。
僕がこういったことが必要と考えている根拠は、僕が書いているブログやnoteサイトの記事を読んで実践している事業所が成果を上げているという事実だ。
それに加えて、通所リハ事業所ではなく訪問看護ステーションに勤務しながらケアマネとの連携や多職種連携に力を入れている僕の経験が講演の根拠だ。
自虐的なつもりはないが
自分の経験が確かなのかどうかということを数値で表すことのできるような根拠は全く持ち合わせていない
だけど、有料で販売しているnoteサイトの記事が売れ続けている、リピーターが多いということは、自分の実践していることの方向性が間違っていないということではないかと推測している。
アンケートより
僕自身が通所リハ事業所に勤務しているわけではない。
だから、利用者さんのデータをとるとか多くの事業所にアンケート調査をするというような数値化できる資料は持ち合わせていない。
現場で経験していることを伝えることがすべてだ。
またアンケートに
「生活行為向上リハの具体的内容が知りたい」
とのご意見をいただいたのですが、そのあたりはちょっと反省。
一応実践例の資料を持っているのですが、公開できるものと公開できないものがあるので資料としては配布しておりません。
技術ではない
生活行為向上リハって言うのは、算定のために必要な研修を受講する必要がある。
その研修で必要なプロセスについては学習する。
そのうえで、利用者さんの個別的な背景や環境要素を考慮してプログラムを検討するわけだ。個別的な要因や環境要因を考慮するから、100人100様のアプローチが出来上がるはず。
大事なのは考え方やプロセスであって、具体例ではないと思うのですよね。
なんだか特定の治療技術があるわけではないのです。
まあ、具体例提示しない言い訳でしかないな、
だけど技術も必要
リハマネ2と生活行為向上リハビリテーション実施加算は多職種連携や多事業所連携で進める加算です。
狭義な意味での手技という部分での治療技術は必要ない。
だけど、多職種連携や多事業所連携ではコミュニケーションスキルは必要です。
伝え方ひとつで相手を動かすことが出来るかどうかってことが変わってくる。
多職種連携と多事業所連携にはコミュニケーション力は必須なのです。
そのあたりのことは、セミナーのなかでもたくさんお伝えしてきました。
コミュニケーションスキルなくしては、リハマネ2加算は算定できない。
通所リハ事業所内での多職種連携なくしては生活行為向上リハビリテーション実施加算は算定できない。
その基盤となるのはリハビリテーション専門職のコミュニケーションスキルだと思う。
そんなことを伝えることが出来ていればセミナーは成功だと思う。
コミュニケーションが重要だと考えていないリハ専門職にとってはかなりハードルの高い加算だと思います。
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
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