転職したいって考えていても、なかなか行動に移せない理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)は多いと思います。なぜ行動に移せないのでしょうか?ちなみに私は2度退職しました。思い立ったらすぐに行動してしまうのです。でも、普通はそんなにすぐ退職って決意できないものなんでしょうね。参考になると思うので、退職・転職するってことを書いてみました。
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2度退職した私のこと
1991年に作業療法士になりました。最初に勤務した医療法人を退職したのは2004年・36歳の時でした。年度途中での退職でした。そして3か月後に訪問看護ステーションへ転職しました。
毎日バイクに乗って平均すると毎日6件~8件の訪問リハビリに従事しました。2013年9月45歳の時に上司とちょっと衝突してしまいまして、いったん退職し常勤契約ではなく、非常勤契約へと切り替えました。
非常勤に切り替えた理由は、家族を養う必要があったので、退職して毎月のお給料がなくなると困りますので、週3日(月・火・木)のみ勤務の非常勤となりました。それともう1ヵ所別の訪問看護ステーションで週1日勤務することにして、非常勤掛け持ちで働いています。
上司と衝突して退職・非常勤への切り替えを行いましたが、基本は訪問業務で上司と顔を合わせることがないので、今でも何とか続いています。
退職するってこと
退職した後から考えてみると、悩んでいる期間の割には退職した後になってから
「やっぱり退職するのやめたほうが良かった」
って感じなかったってことですね。辞めるにはやめるだけの理由があるんですよ。
退職して直後は、
「担当患者さんどうなったかな?」とか
「あの業務はきちんと引き継がれているかな?」
等と思い悩んでいたのですが、嫁さん曰く
「あんたが退職したくらいで病院もつぶれないし、患者さんのリハビリもちゃんとやってもらえる」
という力強い励ましで乗り越えることができました。実際1度目の退職でその病院がつぶれたりしませんでしたしね。というよりも、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が退職しただけでつぶれてしまう病院は少ないのではないでしょうか?(配置基準に満たなくなることはあるかもしれませんが・・・)
そもそも、そのようなことは経営者が考えることです。退職の時期とかはちょっとは職場と相談して決めるべきだとは思いますが、辞めたいときが辞め時だと感じています。
どこでも働くことができる
2度目の職場は、訪問看護ステーションで訪問リハビリに従事しました。
1度目の退職は人間関係でもめたことで退職しましたので、比較的人間関係に煩わされることの少ない訪問リハビリテーションという仕事は自分に合っていると思いました。実際9年後の2013年9月にはそこでも上司ともめてしまったのですが、病院で働いていた時よりは人間関係の悩み事はありませんでした。
1度目の退職の時も、2度目の退職の時も、再就職への不安は全く感じませんでした。
ネットで調べても、ハローワークで仕事探しをした時も、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の求人は非常に多くありました
とくに、2度目の退職をした時も、訪問リハビリテーションの求人は非常に多くあり不安を感じませんでした。
100%こちらの希望の勤務条件に合う職場というものは、なかなか見つけることはできませんが、何かを妥協すればそこそこの条件の職場というの見つけることができます。
条件に折り合いをつける
- お給料の額
- 勤務時間
- 業務内容
- 通勤時間・通勤距離
などなど、転職に伴って新しい職場を探すときにいろいろな条件を検討すると思います。でも、100%希望の条件通りの職場というものはなかなか見つけることはできません。とりあえずは、優先順位をつけて何を中心に条件を検討すべきかという選択をしなくてはいけないと思います。
今いる職場の条件が、あなたの希望する条件に近いのであれば退職を思いとどまるほうが良いかと思います。退職するほうが良いのは、あなたが希望する条件に近い職場を見つけることができた場合のみです。
今いる職場の条件が悪ければ悪いほど、今より良いところは多く見つかるはずです。逆に、今働いている職場の条件が良ければ良いほど、今よりも好条件の職場というものは見つからないはずです。
しっかりと 今の状態 と 希望する条件 を吟味してください。
退職する前から、次の職場を探す
1度目の退職の時は、3か月ほど無職の期間がありました。給料0で収入が途絶えました。
家族を抱えて収入が0というのは本当につらいです。独身でも貯金がなかったらかなり辛いと思います。
この経験から言えることは、退職してから次の職場を見つけるのではなく、退職を決意したら転職先を探すことです。退職する前に次の職場を探し始めるほうが良いと思います。
次の職場を探しながら、改めて今の職場を見つめなおしてみてください。
今の職場の良い点悪い点を整理することができると思います。その結果、今より良い職場が見つからなければ何とか今の職場にとどまるようにしたほうが良いと思います。
ネットを利用すれば、比較的多くの求人情報を見ることができます。転職サポート会社の多くは登録することで非公開求人を見ることができ、今の職場との勤務条件を比較することが可能です。
情報は多いほうが良い
転職サポート会社への登録に不安がありますか?
たいていの転職サポート会社は在職中でも登録することが可能となっています。
登録はスマホからも可能です。ショップのメルマガやカードの登録などと同じで、メールアドレスや氏名、住所を登録する程度です。
また、それぞれの転職サポート会社のホームページに掲載されている「よくある質問」等を確認すると「登録」して希望する求人が見つからなかった場合でも登録の解除も可能となっている会社も多くあります。
登録することの最大のメリットは、在職中に登録することで、今の職場で働きながら、自宅に居るときや空いている時間、休日などに多くの求人情報を閲覧することができることです。忙しくても、スマホがあれば多くの情報を見ることができます。
退職・転職について悩んでいる方はまずは登録してみて、あなたの勤務希望に合う職場探しを始めみてはいかがですか?
もっとも大事なのは勢いにまかせて退職しないことです。冷静になって行動することが大事なんです。せめて、次の転職先を見つけてから辞めましょう。
収入がゼロの生活はほんとうに辛いんですよ。
一歩踏み出さなければ転職はできません
本気で転職したいって考えているなら、一歩踏み出して何か行動しなければ何も始まらないんです。
ネットでいろんな人のブログや体験談を読んだりしていても、それは他人の体験談であなたの人生ではありません。他人のブログをいくつ読んでも転職活動は始まらない。
あながた一歩踏み出さなければ始まらないのです。
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