退職することを考え始めてから、本当に退職を実行に移すまでどれくらいの期間が必要だと思いますか?いったいどれくらい悩んで、考えたら退職する決断を下すことができるのでしょうか?1ヶ月、3か月、いったいどれくらいだと思いますか?ってことを書いてみました。私はリハビリテーションをする専門職として働いていますが、他の業種や普通のサラリーマンの方でも、「退職で悩む」って意味では同じだと思います。
※2018年1月に少し追記しました
一体どれくらいの期間悩むものか?
私は2度退職していますが、だいたい半年くらい悩みました。
「よっしゃ辞める!」
って決めたのはそれなりのきっかけがあったので、すぐに決断できたのですが、そのきっかけがあるまでの半年くらいは結構悩んでいたのです。
やりたいことができなくなる
一度目の退職は新卒で働き始めた医療法人でした。リハビリテーション病院で7年働き、その後系列の老健の立ち上げから関わりそのまま異動。その法人で新卒から働き始めてトータルで13年目の位の頃に退職の悩みが出てきたのです。
現場で働きながら管理職として、老健では楽しく働いていましたが、この法人は本院であるリハビリテーション病院でのリハビリが花形っていうイメージが職員の間にはありました。だから、老健に異動になることは看護師や理学療法士、作業療法士にとって左遷のようなイメージがあったのあです。
普通のサラリーマンでも同じじゃあないでしょうか?新しい部署に移動させられる=左遷みたいなイメージってないですか?
だから、そのイメージを払しょくするために法人内での人事交流を働きかけたり、老健で採用した生え抜きの介護職員などを管理職に登用するなど法人本部に働きかけたりしていました。
ところが、徐々にそういった行動が自由にできなくなってきたのです。他職種や本院のリハビリテーション部の上層部からいろいろと独断専行だといわれるようになりました。
そのころから、自分のやりたいことと、実際に出来ることにギャップが生じ始めました。
半年間ほど悩む
半年くらい悩みました。何とか状況を改善できないかとがんばってみたりしましたが、上層のほうが考えることと、下っ端管理職が考えることとが打ち解けることはありませんでした。
このころから嫁さんとも退職について話し合うようになりました。
半年ほど経過しても、自分のやりたいことができない状況に変化はありませんでした。
ずーっと悩んでいてちょっと疲れてきたんですよね。
で、直属の上司と直接やりあうことがあって、退職を決断、次の週から出勤を取りやめました。月末付で退職しました。
嫁さんとも相談していたので、スパッとやめました。
2度目の退職も半年ほど考えました
2度目の職場は、訪問看護ステーション勤務でした。
大きな法人勤務で失敗したので個人経営の小さな事業所を選択して転職したのです。
歩合制のお給料で訪問件数が多ければお給料も多いけど件数が少なければお給料が少ないという職場でした。(完全歩合制ですね)
担当患者さんの数が減ればお給料は減りました。ここでは常勤としてトータル10年間勤務しました。
ここ5年間くらいは、色々な事情があり徐々に給与が減っていきました。
上司の望むような仕事をすれば、会社としてのメリットは大きいのですが歩合給で働いている私の立場としてはその方針に従っているとお給料が減るようになってしまったのです。
お給料がどんどん減っていくので、ちょっと困ったんですよね。で、いろいろ頑張ったんですけどねえ。この訪問看護ステーションでは、最初の4年間はどんどん年収が上がりましたが、その後の4年間はどんどん下がりました。2012年の年収はピークより100万円ほど下がりました。
2013年に入って何とか給料上がらないかと勤務の組み方を工夫したりしてたんですがなかなか給料は上がらず。
さすがにちょっと辛くなってきてた時に、上司と激突。ある日突然の激突。勤務の仕方を工夫していたのがちょっと上司の気に障ったんでしょうね。こちらとしては歩合の給与を増やしたかったんですが、上司からしてみれば会社のメリットが減る可能性があったんでしょうね。
だから突然の激突、炎上って感じかな。
ここの職場にいても給与は増えないし、会社の方針にも納得いかないので、2013年の9月に退職して、常勤をやめて次の職場が見つかるまで非常勤に切り替えてもらい、気楽に働くことにしました。
2014年現在は常勤職場はありませんが3か所に非常勤職場を掛け持ちすることで収入を維持しています。
悩み続けるってことはオシッコを我慢するのと同じだ!
2度の退職で分かったことは、退職で悩むということと、尿意の感じかたと似ていると言うことだ。(例えが悪かったらお許しください)
教科書によると膀胱に尿が100cc位たまると尿意を感じ始める。でも、膀胱にはまだまだ余裕があるので、すぐにトイレに行かなくても大丈夫だ。尿意を感じても他のことに集中していると尿意を忘れてしまう。
退職のことで悩み始めたときに、周囲の人に助けられて悩みが解決したり、自分では退職を考えるほど悩んでいたことが、ちょっとした出来事で何でもなかったって思えるときもある。尿意を忘れてしまうのと同じだ。退職のことで悩み始めたときもいつもその事ばかりを考えている訳ではないでしょう。
ところが、膀胱に350ccくらい尿がたまってくると、何をしていても尿意が頭から離れなくなる。仕事をしていてもバイクで訪問先に向かっていてもずっと尿意を感じていて、早くトイレに行きたくて仕方がない状態になる。
退職のことで、3ヶ月~半年くらい悩み続けていると、仕事をしていても家に帰っても、酒を飲んでいても、いつでも頭の中は退職しようかどうしようかってことで一杯になる。トイレに行きたくて仕方がない状態と同じだ。
膀胱って結構貯まるものだか、それでもやがて限界がやって来る。尿量が600ccくらいになると頭から尿意が離れなくなるだけではなくて、痛くて辛くなってくる。高速道路が事故渋滞で何時間もトイレにいけなかったときに、痛くて辛くてたまらなかったことがあった。体にもよくないってことですよ。
退職のことで悩み続けて半年を越えてくると、こんな風に仕事をすることでさえ辛くて辛くて、しんどくてたまらなくなってくる。もう限界ってことだ。このままだと体にも悪影響がでます。
いつトイレに行くのか、仕事の悩みが解決するのかってことは、あなたの回りの環境で変わってくる。すぐにトイレに行けるかもしれないし、なかなかトイレが見つからなくて、辛くなってくるかもしれない。
長くたまった後にトイレに行ったときの放尿感はサイコーだ。たまらなく気持ちがいい!
長く悩み続けてた末に転職して新しい職場で、悩むことなく働くってことはサイコーだ。転職して良かったって思える。ある意味、快感だ。
退職するかどうか悩み始めて、半年以上も悩み続けるってことは、もうそれは決断したのと同じたってことです。早くその状態から解放されないと、爆発してしまいかねない。オシッコを貯めすぎて失禁してしまうのと同じだ。
会社や職場でどんな理由にせよ、半年も悩むような原因があって、それが解決しないのならもう、1年2年たってもきっと解決しない。体にもよくないよ。
私の場合は2度とも悩み始めて半年くらいで
「よっしゃ辞めたる!」
っていうような決定的な出来事があったから辞めた。トイレに行って放尿するのと同じだ。ちょっとしたきっかけで、出てしまったのです。
仮にその出来事がなくても最終的には退職していたと思います。
半年も悩んだらもう十分考えたってこと!
あとは決断するかどうかってだけです。そこで決断できないなら、その職場を辞めることはできません。ストレスを抱えたまま働き続けるだけかな。
半年悩んだらもう十分ってこと、あとは転職に向けての行動を起こすだけです。
2018年1月に個人事業主としての開業届を出しました。そのあたりのことは別のブログに書いています。
⇒個人事業主としての開業届を出しました。
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