何度も書いてますが 「魅せるリハビリテーション」 できてますか?
先日参加した研修会でも、職場内の連携で悩んでいる作業療法士と出会いました。
その方の立場とか雇用形態とかもあるけど、施設内連携の第一歩は「作業療法士って役に立つな!」っていう思ってもらうことだと思います。
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雇用形態による立場の弱さ
勤務形態が非常勤、パートなど常勤職員に強く言えない立場
上司と部下の関係で上司に強く言えない立場
他職種が上司でリハビリに理解がない
このように職場環境における様々な事情が原因で 職場内連係 が上手に行えていない理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方は多いようですね。このようなパワーバランスというか人間関係の問題で連携ができないのは非常に残念ですし、他職種の側に何とか理解してほしいって思います。それでも、その職場で働き続けるなら理学療法や作業療法、言語療法に対して理解してほしいですよね
まずは自分の仕事をきちんと行うこと、指標があればさらにGOOD!
他職種や上司に働きかけて、理学療法士や作業療法、言語療法を理解してもらうことも大事なのですが、まずすべきことは自分の業務をきっちりと行うことです。
利用者さん、患者さんのQOLの改善を目指すのがリハビリテーションなのですから、まずはしっかりと利用者さんのQOLの改善をしっかりと目指しましょう。
できることなら、わかりやすい指標で利用者さんの改善の度合いを記録にとるほうがベター。いくら口頭で
- 〇〇がよくなった
- 筋緊張が緩んだ
- 動きやすくなった
などと伝えても、他職種に理解してもらうことはできません。理学療法士や作業療法士はとかく自分たちの領域の細かな点にこだわって、根本的なADLに変化がないのに「筋トーンが、あーだ、こーだ」とか「協調性がうんぬんカンヌン」とか、とかく他職種が理解しがたい説明をして、リハビリテーションの効果を説明しようとします。
そんな説明では他職種を納得させることはできません。
- 何らかの指標を提示して数字で示す。
- 「できない」ことが「できる」ようになる等、誰が見ても変化がわかることを伝える
かなり具体的に伝えることができないと看護や介護、相談員、ケアマネなどの他職種の方に理解してもらうことなんてできません。独りよがりの説明を理解してもらえないからと言って、腹を立てるほうが間違っているんです。
目立つこと アピールすること
普段の業務でもアピールが大事です。リハビリテーションをするときに大人しく患者さんと仲良くやっているだけではアピールなんてできません。利用者さんにきちんと理学療法や作業療法、言語療法を提供することは大事と書きましたが おとなしく 実施していたのではアピールなんてできません。
- デイサービスとかの限られた空間で他職種が近くにいる
- 病棟の詰所の近く
などなど他職種が見ているような場面でも積極的にリハビリテーションしましょう。まずは、理学療法士や作業療法士などがどんなことを実施しているのかを目で見てもらうことが重要なんですよ。他職種の多くはリハビリテーションの場面を実際に見たことがありません。看護師と比べてもあまりにもセラピストの数は少ないのです。 だから積極的に見てもらいたいのです。
- わざと病棟や他職種の前でリハビリを実施する
- 他職種が通りかかったら「そうそう、その調子ですよ。もうちょっと!」とわざとらしく大きめの声を出す。
- 全介助の利用者さんを詰所の前のカウンターを利用して立位訓練をする
などなど、アピールする方法なんて無数にあります。とにかく、リハビリテーションに気づいてもらえる努力が必要なんです。
何もせずに いつかはわかってもらえる そんな奇跡は起きません。あなたのアクションがないと周りは変化しません。
タイミングを見極めて連携する
だれしも、機嫌の良いとき、機嫌が悪い時、絶好調なとき、不調なときってあると思います。なかなか連携が取れない相手とうまくお付き合いするには、機嫌の良さそうなとき、絶好調なときを狙うのがおすすめ。
今まで、うまく連携することができなかった相手ならなおさらタイミングを計ります。
話を切り出すタイミングをうまくつかんでください。話の内容も、自分の言いたいことを押し付けるのではなく
- 利用者さん最近こんなことができるようになりましたよ。
- 〇〇さん少しADLが低下してきています。
等のように話の中心を利用者メインにして切り出しながら、今のままでは改善しないから、もう少しこんなことを取組んでみたい、できれば協力してほしいと、あくまでも主体を利用者さんにおいてお話を進めてみてはいかがでしょうか?
また、協力してほしい事柄についても、完全に他職種に対して おまかせ するのではなく
- お互いの業務で分担し合う
- 他職種に依頼するのは、普段の業務の中で実践してもらえるような「ちょっとしたお手伝い」程度から開始してもらう。
など受け入れてもらいやすい工夫をすることも重要です。
他職種との連携が苦手な、理学慮療法士、作業療法士、言語聴覚士ほど普段「〇〇先生」などと呼ばれていることに慣れていて、上から目線で「このようにしてください」などと、指示、命令口調となりがちなのです。こんなんでは、連携なんてできません。
同じ目線で協力しあってこその連携です。
まずはアピールできるように頑張りましょう!
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