訪問の利用者さんから「担当を変えてほしい」といわれるような経験をお持ちの訪問リハビリ関係者や訪問看護師さんもいるのではないでしょうか?病院という、医療スタッフのホームグラウンドではなく、在宅・居宅という利用者さんのホームグラウンドに入っていく難しさを感じている方も多いのではないでしょうか?決して技術の高さだけの問題ではないのですよ。時には詐欺師のようなセールストークが必要なこともあるのです。
【注意】
この記事では、看護技術やリハビリの技術の向上を否定しているわけではありません。そういったことは重要なのですがそれ以外にも大事なことはあるということを伝えるのがこの記事の要なのです。
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トークは得意?
訪問看護や訪問リハビリにか関わる方で、トークはばっちりって方はどれくらいいるのでしょうか?
っていうよりも、トークの重要性を理解している方はいるのかな?
新規の訪問で大事なのは、看護技術やリハビリの腕前ではありません。そんな技術的側面なんて初対面の利用者さんや家族さんには伝わらないからね。じゃあ、新規の利用者さんから信頼を得るために重要なことは何かというと
- 笑顔
- 信頼を得るためのセールストーク
この二つだと思います。これから、自宅での訪問看護や訪問リハビリを担当してもらうにあたって
この人になら任せて安心
って思っていただけるだけの、セールストークを初回訪問や初回~3回目くらいの訪問で実践できるかどうかが重要なのです。
オリエンテーションだけではダメなんだ!
事業所によっては初回訪問で実施すべきオリエンテーションがあるよね。それだけではダメなんですよ。
あなたの人柄そんなのが伝わるような定番トークを身につける必要があるんですよ。
もう、どっちかっていうと俳優というか女優の演技みたいなもんですよ。
ぼくも、自宅での様子と仕事の様子は全く違いますよ。いわゆる外面のいいタイプなんです。仕事だから外面もよくしますよ、仕事なんだから。
愛想よくニッコリと
利用者さんを安心させるトーク
これが大事なんです。
経験で培ったものを伝える
経験の浅いスタッフは経験のある先輩からセールストークを学んでください。経験に裏打ちされたセールストークは利用者さんを安心させるんですよ。
その事業所の特徴であったり、あなたの職種の特徴であったり、あなたができることをうまく伝えることが必要なのです。
専門用語なんかはあまり使わない方がいいんです。
相手によっては、専門用語を利用するほうが効果的な場合もあるので気は抜けません。
黙々とリハビリしていてはいけません
今何をしているのか?
何故そんなことしているのか?
ということを解説しながらリハビリテーションすることも重要です。
そうした合間合間に、季節の話題であったり、ニュースで話題のトークをさりげなく織り交ぜます。
子供さんやお孫さんの話題もウケが良かったりします。
子育て中の方なら自分の子供さんの話題も楽しんでもらえたりします。
とにかくトークで盛り上がれば「担当替え」を希望する利用者さんはいません。
看護技術やリハビリ技術だけを磨いていては、良い医療従事者にはなれません。磨くべきはトークなのです。
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