訪問リハビリの利用者さんのお宅に伺った時に、利用者さんはパジャマを着ていますか?それともスウェットとかジャージとかの普段着ですか?外出を目標に歩行練習しているのにパジャマを着たままってことはありませんか?そんなことを書いてみた。
(スポンサー広告)
利用者さんの服装は?
訪問した時に利用者さんの服装をきちんと確認していますか?
- パジャマを着たまま
- パジャマ以外の服装に着替えている
あなたが訪問した時どちらですか?
歩行の自立を目標にしているのに、服装はパジャマのままでリハビリをしているなんてことはありませんか?
そのことに疑問を感じたりしませんか?
パジャマのまま外出するつもりなのかな?まあ、若い人ならスウェットみたいなものがパジャマでそのまま日中も同じ服装でコンビニとかもその格好で出かけるってことはあるかもしれませんね。
だけど、高齢の利用者さんの場合は明らかにパジャマと普段着は異なる場合が普通だと思うんですよね。
歩行練習はするのに、服装までは気にかけずに訪問リハビリしていていいのでしょうか?
トータルで考えてますか?
そこそこ状態が改善しているのに、外出することはほとんどない利用者さん。
「歩けるようになったら○○してみたい」って言いつつ歩けるようになっても家にいる。
こんな利用者さんってときどきいますよね。そこそこ自分の身の回りのことはできるようになっているのに、活動量が少ない。
作業療法士や理学療法士さんも、歩行能力の改善に向けてアプローチする時間を多く割いている。こんなレベルの利用者さんの服装って大事だと思うんですよ。
出かけようって思った時に、出かけるのに適した服装なのかどうか?
着替えるのが面倒だから、出かけるのをやめよう!ってことになっている利用者さんっていると思うんですよね。
入院したり、訪問のリハビリを利用する前には
朝起きて着替える生活
だったのに、リハビリをするようになったら
一日パジャマのままの生活
となっている。訪問リハビリが開始されてもそのまま、リハビリ担当者もパジャマのままリハビリしていても何も言わない。
あまり良いこととは思いません。
元の生活のスタイルを取り戻す
- 朝起きたら着替えましょう
- 車いすではなくて、椅子で食事しましょう
- ソファーに座ってテレビ見ましょう
ある利用者さんに最近お伝えしています。8月に訪問リハビリを開始して、順調に経過しています。もともと杖歩行レベルの方だったのですが、訪問開始時には家族の介助では歩けない状態。最近何とか伝い歩きが可能な状態まで復活してきました。
だから、入院前に生活していた生活スタイルをお聞きして、その生活スタイルと同じようなことを実践してもらうようにお伝えしたのです。
利用者さんの家族さんからは
「入院前と同じ生活をするのがリハビリになるんですか?」
って聞かれました。
病院のリハビリとか訪問リハビリを利用していたら、ある日突然元の生活に戻るなんてことはあり得ません。訪問リハビリを利用しながらちょっとずつ以前の生活スタイルに近づいていくし、ちょっとずつ出来ることが増えていく。
そんな感じなんだと思うのですよね。
そのためには、ちょっと不自由かもしれないけれで以前の生活で行っていたことを実践していくことが大事だと思うのです。パジャマで一日いるのではなくて、朝起きたら着替える。ご飯はリビングの椅子に座って食べる。
突然できるようになるのではないのです。
ちょっとずつ変わっていくんだと思います。
だから朝起きたら着替えるってことを勧めることが多いんですよね。普段の生活も立派にリハビリテーションになるんですよ。訪問の時に、理学療法士や作業療法士がすることだけが、リハビリテーションじゃあないんですよ。訪問以外の時間に何をするのかってことが大事なんだと思っています。
コメント