【意識改革】リハビリ=PT OT STじゃあない、多職種協業がリハビリテーションなんだ!

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理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけでリハビリテーションをやってるんだって考えてるいのはもう古い。そんなセラピストは要らない。いつの時代に生きてるんだってことを書いてみた。そんなセラピストはさっさと引退してほしい。


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考え方の基本にあるもの

リハビリテーションに関わる職種と聞いてどんな職種を思い浮かべますか?

  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士

しか思い浮かばないようなら、時代遅れだと思う。

確かに病院で診療報酬としてリハビリテーションに関して請求できるのは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だ。だけど、病院だけでリハビリテーションが完結する時代ではない。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士にとって職域が拡大しているっていうのは間違いない。

だけどそれだけじゃあなくて、リハビリテーションっていうものを提供する施設や場所も広がっている。そうして、それを支えていくのは理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけではなくなってきた。

通所介護や通所リハビリの現場では、看護師や介護職とも一緒に対象者の状態の改善に取り組む。

回復期リハビリテーション病院においても、看護師を中心として病棟スタッフが対象者の状態改善に取り組んでいる。

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけで何とかする時代ではないのです。

入院期間はどんどん短くなり、介護保険でも新しい加算が算定できるようになってきた2015年。リハビリテーションへの取り組みは

多職種協業で取り組む時代

になってきたんだ。

何故うまくいかないんだろう?

多職種協業という意識が、セラピストにないんじゃあないかな。

職人気質で

「俺が何とかする!」

みたいに考えている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は多いのではないでしょうか?

「先生」はもうやめよう

この記事でも書いたけど、セラピストのことを先生って呼ぶことはセラピストの成長を妨げていると思う。

他職種で「先生」って呼ばれるのは医師だけだろう。

「先生」っいう呼称がそもそも何か別の職種っていうか壁を築くイメージを与えているんじゃあないかな。

そうしてセラピストにも「自分が何とかしないといけない」みたいなイメージを持たせるのではないかな?

とにかく多職種協業を効果的に推進するには、役割や立場の違いはあっても並列な意識が必要なんだと思う。

その並列な意識を阻害しないためにも「先生」という呼称はやめよう。

「山田さん」でいいじゃない。

言いにくいなら

「先生」ではなく

「〇〇OTさん」とか「〇〇PTさん」でいいじゃない。

アピールしよう

多職種向けの研修会で聞かれることだが、

理学療法士と作業療法士の違いがわからない

っていう看護師さんとか介護職の方は多い。

言語聴覚士の仕事に対してはなんとなくイメージできるんだけど、理学療法士と作業療法士の違いはわからないって人が多い。

これって、現場で働いている理学療法士や作業療法士が周囲に対してきちんと自分たちの仕事をアピールしていないんじゃあないのかな?

自分の仕事をきちんと説明できないから周囲も混乱するのよ。

自分の仕事を自分なりにわかりやすく説明してほしい。

リハビリ=PT OT STではない

理学療法士は理学療法を提供する。同じように作業療法士は作業療法を言語聴覚士は言語療法を提供する。

それらは、リハビリテーションの一部であってすべてではない。3職種合わせてもリハビリテーションのすべてではないのです。

リハビリテーションってもっと広い範囲というか、広いものをカバーしている言葉なのです。

だから、その広い範囲をカバーして対象者の人に関わるにはPTやOTやSTだけでは不十分なんだ。

だから、医師や看護師や介護職やケアマネジャーとかいろんな人と協力する。いろんな事業所の方と一緒になって解決方法を考える。

そうすることがリハビリテーションなんです。

だから、多職種協業っていう考えは当たり前。

すべてのセラピストがそんな風に考えるようになってほしい。

こんなお話を具体的に聞いてみたい方は、研修会や勉強会におよびください。喜んでお話させていただきます。
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コメント

  1. 山下玲生 より:

    おはようございます、先日勉強会行かせて頂きましたPTの山下です。上記の内容、常々思っていますが本当にわかってない先生が多すぎる気がするのと同時に、それがわからせられない環境も阻害要因の1つと思っています。

    大きい病院な区分けがはっきりしてますが、自分がいるとこのように(大きな声では言えませんが)作業療法の算定もまだ出来てない、作業療法室も無い、HDS-RはSTさんが検査する、看護部長やら課長でさえ区別が出来てない、そんな病院や老健も多いのだと思います。

    OTさんも不本意だとは思いますが、どうしてもPT寄りな仕事をさせられている事が多いようです、結局はどちらも(PTは作業も、OTは理学も)担当制なら見ていかないとダメだとは思いますけど特にOTさんは勿体無い仕事が多い気がします。

    自分は急性期や回復期で厳しく指導されていないので偉そうな事は言えませんが、ベテランの先生程担当制は担当制で「自分が休みの日に他のセラピストが診るのは嫌」という感覚があるようです。患者さんが良くなるならあらゆる方法でいいと思うのですが…、職種が違うと尚更なのでしょうか。

    先生のページにはケアマネさんや看護師さんも多く訪れているようなので、「ぜひ使い分けて下さいね」みたいな事書いてもらえたらと思いますm(_ _)m

    • 山下さん コメントありがとう。

      休みの日に別のセラピストに代行してもらうのが嫌なセラピストは、自分のテキトーさがばれるのが困るからじゃあないのかな?

      業務を分担して専門性を発揮することって大事だと思います。だけど、現状では、専門性をしっかりとアピールしているセラピストは少ないんでしょうね。専門性を持ってしっかりとアプローチできていても、それを多職種にしっかりアピールしないことには他職種に専門性を理解してもらえないんです。

      使い分けてもらうためにも、しっかりとアピールしたいものです。

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