「リハビリ adl 全介助と不可の違い」で検索した人へ

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まだまだ検索シリーズは続きます。僕のブログへ来た人の検索の用語は把握できるんだけど、その意図までは把握できない。だからタイトルにあるような用語の組み合わせで検索した人の職種とか目的まではわからない。だから書いていることが解決になるか不明なんですが、書いておく。


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「全介助」と「不可」

これって、サマリーとか申し送りとか、実施計画書とかに書かれているんだと思うんですよね。

  • 更衣動作:不可
  • 食事動作:半介助

とかって感じですよね。

だから、そこに記載されている段階がどうなっているのかによって、判断するしかないんですよね。

で、「自立・監視・一部介助・全介助・非実施」とかならわかりやすいですよね。

「監視」は手伝う必要はないけど、バランスが不安定だとか動作が中断するとかで見守っておいて危険を回避したり指示したりする必要があるけど介助する必要はないってことですよね。「非実施」は評価していないからわからないってこと。

だけど、同じサマリーとかに「自立・一部介助・全介助・不可」とかってあれば、確かに全介助と不可の違いは悩むかもしれないね。

僕も悩む。

だから、ここから先は言葉の定義ではなく僕の推測。

基本的には「全介助」と「不可」は同じように使っていいと思うんですよね。どっちも一人で出来ないってことでしょうから。

あえて、全介助と不可に違いをつけるとすれば、こんなことかな。

例えば嚥下に問題があって、経口摂取をすることができずに胃瘻になっている患者さんがいたとしましょう。

この患者さんの場合、食事動作だけを考えると「全介助」ではないですよね。食事は胃瘻なのでスプーンやお箸を使った食事動作を遂行することはない。経口摂取そのものができないわけだから、あえて「全介助」と区別する意味で「食事動作:不可」ってするなら理解できる。

同じように、排尿障害があって膀胱留置カテーテルを利用しているような患者さん。

この患者さんの場合、排尿動作は必要なくなるから「全介助」とするとおかしな評価になるよね。だから「排尿動作:不可(カテーテル留置のため)」と記載すれば、全介助と不可の違いを区別することができる。

このような考え方に基づいて考えると

全介助:動作を一人で遂行することができないため、すべてを介助する必要がある
不可:何らかの事情によりその行為を遂行することができない

ってことになる。

分からないことを確認する勇気

まあ、なぜこれを検索したのかっていう意図はわからない。

だけど、これってたぶんリハビリテーション専門職種医以外の職種の人が検索してるんだと思う。

リハビリスタッフに聞きにくいからネットで検索しているんですよね。

分からないことを聞くには勇気がいる。だけど聞くことでネットワークやつながりが生まれることもある。

僕の周りでは、偉そうにしているリハビリスタッフがいるから質問とかしにくいっていう声も聞く

それはリハビリスタッフ側に問題があるんだけど、そうでないならぜひ聞いてほしい。

調べるより、聞く方が本当の意図を知ることができるからだ。

ぜひ聞いてほしい。

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