【生活行為向上リハビリ3】課題となる活動の分析と支援の手段の検討

対象者さんにとって目標とすべき意味ある活動を見つけることができたなら、その活動を分析する必要がある。簡単に言ってしまえば対象となる活動の活動分析をするってこと。動作の分析ではなくて活動の分析って視点が必要です。どこまで活動を分析することができるのかってことがアプローチの鍵になります。


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活動を分析する

前回の記事で書いたY准教授にとって意味ある活動である

シャワーを浴びること

を例にとって考えてみる。

  • 浴室に入る
  • シャワーを浴びる
  • 浴室から出る
  • 体を拭く

この程度の分析ではちょっと甘い。

主体となる活動の前後に行わなければならない行為、なども含めて考えなければならない。

浴室までの移動、脱衣や着衣、シャワーを浴びるスタイル(座位or立位)、着替えの準備、ドライヤーの使用、さらに浴室の片づけなども考える場合もある。

これらの一連の活動の中で、この行為を実践するのに必要とされる能力を分析しなければならない。

活動の分析の次に行うべきことが、実際の動作における分析です。

求められる活動に対して必要な能力と実際にできることの動作や能力の分析

この分析の結果から、支援すべき事柄や問題点を整理することからアプローチすべきプログラムを決めるのです。

ここから大事になるのは、出来ない動作のすべてをマンツーマンのリハビリテーションで解決するのではないってこと

病院でのリハビリテーションでは、どこまで本人の能力でできるようになるのかを目指す傾向が強い。だから、マンツーマンのリハビリテーションで本人の能力を高めることを目指すアプローチが中心になる。

それが間違っているわけではないのですが、本人の能力を改善するには時間がかかるし、在宅に戻っている利用者さんは病院での集中的なリハビリテーションを終えて在宅にいるので、短期間で急激に能力の改善が見込めないケースも多い。

だから、できない部分に対してマンツーマンだけのリハビリテーションで解決するのではなく、リハビリテーション支援っていう視点が必要になってきます。

リハビリテーション支援という視点

すべてのことをマンツーマンリハビリテーションで解決しようとすることを狭義の意味でのリハビリテーション治療と筆者は捉えています。

リハビリテーション支援とはマンツーマンリハビリテーションだけではなく、環境の調整や手順の変更、福祉用品の利用や、他職種の協力を経て必要な活動を行えるようにすることが、リハビリテーション支援と考えています。

ありとあらゆる手段や方法を用いて、その方の意味ある活動が遂行できるようにかかわるのが、リハビリテーション支援なんです。

ちょっと勘違いしているセラピストが多いんだけど、自分たちの腕前だけで課題を解決しようってするのは正解ではないのです。他職種の協力も得ながらありとあらゆる手段を検討して意味ある活動を達成することが、地域リハビリテーションでは必要になるのです。

多職種との連携が必要だからこそ、生活行為向上リハビリテーション実施加算はリハビリテーションマネジメント加算2を算定することが前提となっています。リハビリテーション会議を通して多職種連携をしないといけないのです。

あらゆる手段を検討する

意味ある活動を実践するためにはあるあらゆる方法や手段を検討しなければなりません。

  • 狭義の意意味でのリハビリテーション
  • 環境の調整
  • 福祉用品の活用
  • 他職種の協力
  • 家族の支援
  • 住宅改修

なんとしてでも、対象者さんにとって意味のある活動を達成させるという視点が必要なのです。

自分だけで何とかしようという視点は間違っているということを理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は理解しなければなりません。

常に多面的にアプローチ

ただ、誤解してほしくないのは、心身機能へのアプローチを放棄するってことではありません。心身機能へのアプローチを放棄するという事と、いつまでたっても心身機能の改善だけにこだわってほかの支援を放棄するってことは違います。

病院でのリハビリテーションを大枝時期にある利用者さんであっても、改善する利用者さんはたくさんいます。

だから、心身機能に向上の可能性がある対象者さんに対しては、セラピストとしてしっかりアプローチすべきなのです。だけど、時間がかかることもあるから、並行してほかのリハビリテーション支援も並行して行わなければならないのです。

常に多面的な支援を検討することが必要なのです。

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