【生活行為向上リハビリ5】老健施設のメリットを活かすってことが肝心

生活行為向上リハビリテーション実施加算は通所リハビリで算定することのできる加算です。老健施設は通所リハビリテーション事業所を併設していますから、積極的に加算をとってほしいのです。そのあたりのことを書いてみた。


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老健のリハビリのこと

老人保健施設は、当初はリハビリテーションに関しての加算はなく、施設ごとによってリハビリテーションの特徴が表れていたものでした。

それが個別加算がついたり、短期集中リハ加算ができたりすることによって、マンツーマンのリハビリテーションに重きが置かれるようになりました。病院で行っていたようなリハビリテーションを老健でも行うようになってきてしまったのです。

だから、そのようなスタイルを改めることになる契機が生活行為向上リハビリテーションなのだと思うのです。(と私は考えています)

病院とは異なるメリットを生かして利用者さんの状況を改善することができるのが老健施設のリハビリテーションなのです。

老健施設のリハビリのメリット

通所リハビリだけってことはないのですが、老健のリハビリでは地域リハビリテーションを実施するうえでのメリットがいくつかあるのです。

  • 送迎スタッフと協力して住宅状況を把握できる
  • 車の乗降などの行為を確認しやすい
  • 施設の広さを利用したアプローチができる
  • 入浴動作などをリアルに評価できる

病院でのリハビリテーションでは知ることのできない情報や実施できない評価を行うことができたりするんですよね。

居宅訪問は生活行為向上リハビリテーション加算を算定するなら定期的に行わないといけないのですが、加算を算定していなくても送迎スタッフと協力することで、玄関周囲の出入りの状況、居室の状態くらいは把握できます。

私も老健勤務時代には更衣室のロッカーには必ず水着を置いていまして、必要に応じて入所や通所の方の入浴動作を確認したりしていました。いつでも風呂の動作を確認できるというのは大事なことです。

施設のメリット活かしてる?

場所が違うだけで、病院と同じことをするなら老人保健施設の存在意義はないと思うんですよ。

老健には老健の良さがあるので、それを活かさないともったいないですよね。しかも訪問リハビリとは異なって、他職種と協業できるっていうのが老健のメリット。

通所のミーティング

業務前、業務後とかの通所部門のミーティングって多職種共同で行っていますか?

以前に見学に訪れた老健の通所部門は利用者さんの送迎が終わってからのミーティングをリハと、看護・介護チームが別々に行っていました。リハはリハだけでミーティングしたりカルテ書いたりしているんですよ。

もったいないですよね。

同じテーブルでカルテ書いたり、その日の反省とかすればリハビリ・介護・看護で簡単に情報交換できたりプチカンファレンスをすることができるのに、別々にカルテ書いていて、全く会話もない。

全く多職種協働のメリットを活かせていない。リハビリはなんだか別物と考えているのかな?

生活行為向上リハビリテーションは、個別リハビリテーションの時間が設定されているものではありません。通所での活動場面の工夫をすることが必要になります。そのためには、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が

リハビリのことはリハビリスタッフだけで考えます!

みたいな態度でリハビリを実践していたら、ホントの意味での生活行為向上リハビリテーションを実践することはできません。

老健のメリットを活かすなら

リハビリテーションのことは多職種のチームアプローチで考える

ってことが必要なんですよ。連携なくして生活行為向上リハビリテーションはあり得ない。

多職種間の距離感が近い

病院なんかと違って、老人保健施設は職種間の距離が近いと思うんですよね。

老健の入所でも、通所でも多職種で動くことが前提で業務が組まれています。病院勤務時代に比べると、老健勤務時代の方がはるかに他職種の方と普段から会話する機会が多かったのです。

それくらい連携を行いやすい下地が整っているのが老健なんですよね。

だからこそ、他職種連携が必要な生活行為向上リハビリテーションにおいて、それぞれの業務を工夫することで対象者にとっての意味ある行為が実践できるようになるのではないでしょうか?

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