このコラムは2015年に書いたコラムです。報酬改定関連の最新コラムは以下のリンクからどうぞ
◆診療報酬・介護報酬改定コラム
なんだかんだとリハマネ加算の算定を嫌がっているケアマネさんとか訪問や通所のセラピストがいるようですが、現時点で加算をとっている事業所から聞いていることを書いてみたい。
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リハビリテーション会議の時間
定期的に開催しなければならないのが、リハビリテーション会議です。
だから、最初の会議とか同じ利用者さんの2回目の会議とかでは参加されるスタッフや他事業所も会議の進行とかに慣れていないこともあり、時間を要するようです。
ただ、3回目以降になるとちょっと違ってきます。
- 目標の到達度合い
- 目標の変更の要否
最初は目標の設定とか妥当性など話し合ったり、各事業所ごとの役割の確認などを行うなど、話し合うべきポイントが多くあるので長くなりがち。
だけど2回目以降は、達成度合いとか、目標を変更すべきかどうかとか、経過などが話し合いのポイントになってくるので、進行はスムースになるようです。
だから、病状が急激に悪化したとかってことがない限り、リハ会議を重ねるごとに時間は短縮してくると報告を受けています。
ケアマネさんを含めた他事業所の職員も、リハビリテーション会議で話すべきポイントやリハ会議の利用の仕方を理解してきてくれるので、質問も的を射たものになってくるようです。
スケジュールの組み方がポイント
だから、初回のケースは時間がかかり、複数回実施した利用者さんのリハビリテーション会議は短くなる傾向がある。
だからそのあたりを考慮したスケジュールを組むことが必要です。
どのケースも一律に同じ時間配分でスケジュールを組むことは効率が悪いってことですね。
加算をとるなら実施しないといけないので、このあたりは経験を重ねてスケジュールの組み方を工夫していく必要があります。
言い訳するだけで加算を取らない事業所へ
介護給付部会のデータです。
2016年時点でリハビリテーションマネジメント加算の算定状況のデータです。
このデータから明らかなように、まだリハビリテーション会議を開催したことのない事業所は多くあります。
- 会議の時間がない
- ケアマネに理解を得られない
などなど、言い訳ばかりして改定から1年が経過するのに何もしていない事業所があるんですよね。
だけどね、
算定している事業所は、苦労はしているけれども、算定する上での課題を明確にしてより効率的なリハ会議の運営の仕方を工夫するなどしています。算定していない事業所と比べると、かなり前を走っていることになります。
リハマネ加算とか生活行為向上リハビリテーション実施加算を算定する要件は確かに厳しい。
だけど、動き出している事業所はそのための課題が明確になってきています。
1年たって、より効果的に効率的に算定に取り組めるようになってきている事業所もあると報告を受けています。
動いてみるからわかることがあるってことです。
動かない事業所はいつまでたってもわからないままってこと。
ダメな事業所だってことですよ。
新しい学びの形を始めました
⇒https://note.mu/yamada_ot/n/ne4ccc3fe7281
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