色んな立場的に2015年の介護報酬改定情報についてはそこらの団体のえらいさんたちよりはかなり正確に把握しているつもりだ。私が把握しているのは一般的に入手できる情報に基づいているので、意識さえしていれば誰もが入手できるものだ。だけど、いろんな理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と話をすると、ほとんど改定のことを知らないって感じだ。大丈夫なのかこの業界?
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改定情報を知ってるのか?
私の周囲の普通のセラピストは
「改定があるということは知っているが、具体的なことは知らない」
っていうような理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がほとんどだ。今回の改定はそんな甘いものではないのです。
特に加算要件になっている、リハビリテーション会議に参加する可能性のある通所リハビリ事業所や訪問リハビリ事業所のスタッフはそんなことを言っている場合じゃあない。加算を算定するなら参加しないといけないのに、そんな会議があるってことも知らなさそうだ。
上司や管理職任せではどうにもならない
改定の事は上司に任せておいて、自分は現場業務していれば大丈夫って思っているセラピストがほとんどなのが現状ではないでしょうか?
そんなことではこの業界で生き残っていけないでしょうね。
現場で働いているスタッフが、多職種としっかりと連携して地域の利用者さんをフォローしていくことの必要性があるってことが今回の改定で示されています。
- 地域包括ケア
- 地域ケア会議
- 認知症初期集中支援チーム
- リハビリテーション会議
- 生活行為向上リハビリテーション実施加算
これらの用語を全く理解していないセラピストは地域リハビリテーション業界で働くことをやめた方がいいよ。きっとこれからの数年間を乗り切りことはできない。
セラピストが成長しなくてはならない
そう、上司に任せておけば何とかなって、お給料もらえる時代はもう終わる。
周囲との連携、他事業所との連携が出来ないような事業所は淘汰されるような時代がやってくる。
来年度改定される予定の、医療保険の診療報酬の改定ではリハビリ実施単位を減らすことも議論になりそうだ。すでに1日の実施リハビリ時間を9単位を請求することのできない自治体が増えてきている。6単位で何とかしなくてはならないのだ。
9単位であったものが6単位しか請求できないのであれば、病院の収入は減る。その減った分は給料のマイナスになる可能性もある。
介護保険領域も同じだ。
2015年の介護報酬の改定で、リハビリ系の報酬は基本的に減っている。それを補うには加算を算定するしかない。しかし、その加算のことを把握している理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は少なすぎる。
マンツーマンだけしていればいい時代は終わる
徒手的にマンツーマンリハビリをしていればいい時代は終わる。
徒手的なかかわり以外に実践することが求められている。
- 多職種との連携が出来ない
- 地域でイニシアティブを発揮できない
- マネージメントが出来ない
こんなセラピストは地域には必要ない、
- 多職種への分かりやすいコミュニケーションで
- マネージメント機能を発揮して
- チームを引っ張っていくことができる
そんなセラピストが求められている。
分かっているのか?
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